そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

こんな感じか。


大塚英志の「物語の体操」のカードを使って物語を作るトレーニングをしてみた。

なお、自分はカードを作るのがめんどくさかった為、ソフトを探した。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/edu/se409441.html
ありました。


テキストデータに自動的に結果を書き込んでくれるので、100個のカードパターンを作成して、それをひとつずつ見ながら、書いていってます。非常に便利。


主人公の現在は「逆・理性」
近い未来は「信頼」
過去は「逆・誓約」
援助者は「生命」
敵対者は「変化」
結末(目的)は「逆・調和」


カリカリ娘とヘラヘラパパさん」

あまり良くない家庭環境で育ち、反発する内に自分の浮気が元で婚約者モトコに逃げられた(逆誓約)コウジは、それが元で勤めていた会社の出世コースを外れ、資産管理課として倉庫の中で適当なOLを捕まえては口説いていた。(逆理性)
だが、10年後のある日、女の子サクコが会社にやってきて、OLとイチャイチャしていたコウジに冷たい視線を投げかけながら言った。
「ママは死にました。私はあなたの娘です、まともに育ててください。よろしくお願いいたします」(生命)
種に心当たりがあったコウジは2DKの自室に娘を連れ帰り、最初こそ、真面目なサクコに叱られて、まともな親っぽく振舞おうとしたものの(信頼)『まともな生活』をした事がない自分が、まともな親っぽく振舞うのは自分がかつて嫌った大人と一緒だと気づき、逆に「俺を見習うんじゃねえぞ」と娘に対して開きなおって元のダメ男に戻る。(変化)
かくして、今日も娘の怒鳴り声と、親父のヘラヘラ笑いが2DKにこだまする(逆調和)完。

おー、すごいすごい。
途中まで「パパはニュースキャスター」みたいな話になりそうだったけど、敵対者の「変化」と結末の「逆調和」のおかげで、無理やりひっくり返せた。


プロはこれを1本10分程度で考えるそうですが、自分は15分かかりました。
むう。手ごわい。何気に自信あったのになあ。


これを「100本してから第二章を読め」との事なので、あと99本は夜にでもしようと思います。