そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

好奇心はネコをも犯す。


前提として言っておきたい事。
・自分は以前、ゲーム制作の勉強をしていて、その時はエロゲがものすごく売れてたので、当時の有名な作品は大体プレイして、プレイした。今は恋愛願望、結婚願望が切実すぎてそれどころじゃない。
・知人女性に頼まれて購入しに行った事もある。
・漫画や映画、ドラマでもレイプ表現や男が女に暴力でどうにかする、ってシーンが大嫌い。
・でも、エロビデオ・エロ漫画なら、それは妄想だと思って見るけど、やっぱり女性が延々泣き叫んでるようなのはダメ。


 んで、エロゲ、というより陵辱趣味なんだけども。「そういうものがある」と知っちゃうとどうしようもないです。SMでもフェチでも多分、その他あらゆるエロスな好奇心がくすぐられるものがそうなんだろうけどね。
 例えば「彼女に耳の裏触られると、すげえよ!」と男同士の会話であったとしたら、自分は気になります。「じゃあ、今度彼女に頼んでみるか」とか思います。自分の場合は、彼女がいないので家で一人で耳の裏触って「やっぱ違うか」とため息つきます。
 大体、エロに関する事は快感に直結してる事なので、試したくなるんですよね。


 んで、陵辱エロスの件ですが、いきなり陵辱エロスが好きになる男というのも、大変珍しいんですね。これはもう「初体験だけど気持ちいい! SEX大好き!」って言い出す女性と同じぐらい珍しい。なんせ小学生男子がエロに目覚める事を想像すれば分かると思いますが、最初は「女が裸! すげー」程度なんですね。下手すりゃ女性下着の広告でもハアハアしてるぐらいなもんなので、かわいいもんです。
 次のステップとしてはまずエロ本を買いますよね。最近だとエロ画像集めたりすんのかな。その中には当然、目隠しプレイとかソフトSMとか一般のカップルでもやってそうな若干アブノーマルな写真も混ざってて「こういうのもいいのか」とか考えてしまうわけです。ここまでくると全国のお母さんも「変態ダメ絶対!」と息子のエロ本やエロ画像を捨てたくなると思います。全然かわいくない、と。


 更になんやかんやとエロスへのリビドーがトレイントレインブルーハーツしちゃうと「陵辱もフィクションならアリだよね」と真顔で言い出す男子が完成するわけです。なんといいますか、彼氏とSEXした事のある女性の大半は、彼氏があなたのアスのホールにも興味持ってる事はご存知だと思いますが、そういうのも、元を辿ればフィクションのエロ漫画やエロビデオのせいなんですよね。そんな女性の立場からしてみればエロ作品擁護派の男子が言う「フィクションはフィクションと認識してるから! 実際にやったりしないから!」なんて意見はちゃんちゃらおかしな話なわけで「てめえもどうせ彼女をタオルで縛った事あるクチだろ? ああ? それフィクションの影響じゃねえのかよ! 現実にやってんじゃねえかよ!」と腹を立てるのももっともな話。


 そういった多くの女性が嫌がる行為でも「嫌なのに気持ちいい」とか描いてあるのがエロ作品ですから、女性の立場からしてみれば「全てを焼き尽くせ!」「腐ってやがる」と言いたくなるのもすごくよく分かる。
 というわけで、男子諸君は開き直らずに石の裏っかわにいるダンゴ虫のようにコソコソしてようぜ。


 大人の男女がするシモネタ話でも「酒の席に限る」とか一応、場をわきまえてますしね。そういう場での話をわざわざ昼間のオフィスで「あの人、こんなシモネタ言ってた」みたいに扱うのもどうかと思うんで『TPO大事』という結論でひとつ。


エロゲが日の当たるところに出ちゃってみんな困っているらしい
http://d.hatena.ne.jp/antonian/20090515