「地味で安いからこそ儲かる」。危機下で稼ぐ不動産会社
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090520/195290/?P=1
多くのシェフはカッコをつけてフレンチレストランを開きたがりますが、フレンチレストランで儲けるのは難しい。だけど、儲かっているのはマクドナルドであり、CoCo壱番なんですよ。高級ブランドの洋服はあまり儲からないけど、ユニクロは儲かるでしょう。要はコモディティが一番、儲かるんですよ。
刺さる刺さる。読んでて「そうそう!」って何度もうなづいた。
賃貸中のマンションは価格が安いので安く買うことができる。従って、入居者のいる中古マンションを割安に購入し、しばらく保有しておき、空室になったら普通に売る
ここらへんのビジネスモデルも大変同意。以前、土地ころがしに、似たような事を言ったら鼻で笑われた事があります。
「チンピラに小銭払って追い出した方が早い」と。
自分は、基本的に人様の恨みを買うような商売は、ビジネスにならない、と思ってます。
「恨みを買わない」というのは人様に迷惑をかけない、人様の縄張りを荒らさない、という事なので、必然的にそれまでに無いビジネスになるんですよね。だから「恨みを買わない」事を重視して、商売を考えていけば、自然と画期的ビジネスになるんですけど、これがいまいち認められないというか「世の中イス取りゲームだろ」的な反論を受けるんですよね。
でも、そういうイス取りゲーム派の人達と話すると、なんかヒルズ願望というか、上を見た話が多くて、目の前を見てないんですよね。
「web制作をページ5千円で受けて、若いやつに作らせれば差額ピンハネで儲かる」とかね。
どう考えても、ページ5千円で営業費ピンハネしてたら、制作者に満足な報酬が払えるとは思えないんですけどね。
「勉強できると考えれば収入あるだけマシだし、そいつ辞めても募集すればまたくるよ」と当たり前の顔して言うわけです。これ、東京の話ね。
(ちなみにその会社は1年持たずに潰れてました)
きちんと考えるなら、まず制作者が生活してモチベーション維持できるだけの金と注文をとってこなきゃいけないし、そんな高い金を取るなら、それなりの効果がある事をクライアントに説明して納得して金払ってもらわなきゃならない。更に、実際作ってみて、それに近い効果があがらなきゃ、次の注文が来ないですから、ビジネスモデルとしては破綻しちゃうんですよ。
(んで、営業マンが無茶して強引に注文とってる光景を社長あたりが見て「うむ、活気があって結構」とかトンチンカンな事を言う頃、2chでブラック企業扱いされる)
でも、現実のweb制作業界は過当競争だし、どうすんべ? という事になるんですけど、それを考えるのがビジネスであって「値段下げりゃ注文取れる」というのは、間に合わせの日銭稼ぎであってビジネスじゃないんですよね。
自分は割とこういうビジネスの話が好きなんですけど「ビジネスの話好きですよ」と言うと、「今ならマスクが高値で!」みたいな話ばかりくるので、あまり言わないようにしてます。