そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

飛び道具って好きだよね。

飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで

飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで

2年ぐらいかかってようやく読み終えた。
いや、280ページぐらいの本だし、内容も面白いので、そんなに時間のかかるもんじゃないんだけど、密度が濃いので退屈な時のカンフル剤として読むようにしてたのよね。
なんだろう、ブルースリーを10分見たら「ふぉわー!」って言っちゃうようなあんな感じ。
10ページぐらい読むと自動的に「飛び道具最高!」ってテンションあがっちゃって本そっちのけで一人で盛り上がってしまう。


本の内容はわざわざ『人類史』とついてる通り、チンパンジーが木の上から木の実を投げるトコからスタートして地面に降り立った類人猿が火を扱い、石を投げ、投石器を作り、投槍器を作り、弓矢を開発して、クロスボウを研究して兵器開発の歴史スタート!
んで、終わりはVシリーズから始まるロケットの歴史へ。
大体、時系列で語ってくれるので分かりやすいんだけど、話が世界規模なので、なんとなくの地理感が無いと読んでてしんどいかもしんない。
巻頭で簡単な地図でもあると助かったのになあ。
書いたのが欧米人なので「ヨーロッパ、中東の歴史ぐらい大体分かるっしょ」的なニュアンスだったのかもしんない。


何はともあれ、攻囲戦術語るなら読んどけ、って本です。
城壁破壊するのに巨大な投石器で1km離れた場所から一方的に攻撃する、とかロマンだよね! みんな大好きだよね!


しかし、それにしても世界史の中の日本史ってホント、ちっぽけなもんですねえ。まあ火縄銃ぐらいしか目立つ話ないですしね。
(280ページ中、日本の話は3ページだけでした)