そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

この夏、黄泉に行きたい! おすすめ夏の6冊。

自己啓発本を2冊読むなら、自己啓発本1冊と技術書1冊読んだ方がいい」
という言葉を今思いつきましたが、あながち外れてない気がします。
カツマ本を何冊読んだってカツマ信者になれてもカツマにはなれないよ!
(そもそも↓コレになりたいのか、という疑問もある)

結局、女はキレイが勝ち

結局、女はキレイが勝ち


要は、手に職です。口先だけ達者でも大工さんは動いてくんないです。
そんなわけで、おすすめの10冊を紹介しようと思ったんだけど、7冊しか思いつきませんでした。蔵書のほとんどが実家なんだからしょうがない。
原稿も進まないし、人生うまくいかないし、ドアのたてつけ悪いまんまだし、って人は読むといいよ!


ジョンウッド。
マイクロソフトでは出会えなかった天職

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

メリケンのエリートビジネスマンが気まぐれ旅行で西アジアや中東の貧民暮らしを見て「なんで貧民なんだろう」「知識を学ばないからだ!」「そうだ図書館のある学校を作ろう!」って考えたという自分で書いた偉人伝。
「俺は選ばれた人間だ」というエリート思想が鼻につくものの「だからこそ選ばれない人間の為に尽くさねばならない」という発想に行き着くあたりに、白人文化が見れます。
やってる内容の1から10まで、日本人の考え方じゃねえなあ、と思わされる一冊。
個人的には「母が賢くなれば子も孫も賢くなる」という理屈が大好き。
あと「経費は出来る限りオープンにする」というテクニックはどの現場でも割と使える。


駒崎弘樹
「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方

「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方

「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方

まず「なんか社会の役にたちたいな」という思い込みありきでスタートしてる起業話。
ボランティアでもなくビジネスでもなく「誰も損しないし、雇用増えるから得するだけっすよ、このやり方ならね」とシステムを運営してみせて、失敗嫌いのお国の法律に組み込ませる。
補助金をもらうために役に立たない制度を導入してヘコヘコするボランティア団体に疑問を抱いて『ビジネスプラン』を練り上げ「失敗したとしても、何もしなかった状態に戻るだけじゃないか」と開き直るあたりは三国志の英傑かと思えてくる。
転じて、理想論ぶちあげる連中が議員や偉い人になっても世の中かわんねえなあ、と思わされる一冊。
そういやヤンキー先生ってどこいった?


ウシジマ君。
闇金ウシジマくん

闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)

闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)

どんどん怖くなる。
他人を陥れたり、分不相応に上に立ちたいと見栄を張る人間が、その欲望をつつかれてどん底へと転落する話。反対に「そんなのダメだ!」と考え直した人間は、ギリギリのラインで踏みとどまって九死に一生を得る。
登場人物が生々しく描かれているのでリアルに見えるけど、あまりの人物描写の醜さに一周まわってフィクションっぽくなってる。「都会は怖いニュースばかり」の『都会』を見ている感じ。
諭吉一枚へだてた向こう側はこちら側には想像もつかない。
理不尽なように見えてあまり理不尽じゃないあたりに笑ゥせぇるすまんとの違いを感じる。
まじめに働こう。


西原理恵子
この世でいちばん大事な「カネ」の話

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

西原理恵子は好きです。「売れる話しか書かないよ!」というスタンスがとても好き。まったく隠す様子がないので清々しい。
銭稼ぎをバカにしない。小銭が大事。日銭が大事。と延々書いてある。
漫画家版がばいばあちゃん。
逆に良い話すぎて、西原理恵子の本としては若干微妙。ファンにはおすすめできない。
「名前と絵はなんとなく知ってるけど」ぐらいの人なら面白く読めると思う。


ポール クロチーア。
パソコン・インストラクター完全マニュアル―コンピュータを教えるすべての人に

パソコン・インストラクター完全マニュアル―コンピュータを教えるすべての人に

パソコン・インストラクター完全マニュアル―コンピュータを教えるすべての人に

ほんとにひどい邦題。タイトルで90%ぐらい損してる。
内容は「ITという未成熟の技術をいかにして生徒に教えるか」というもの。
『未成熟』だからインストラクターは『正解』を知らない。であれば、生徒は自分で『疑問』から『回答』を見つけ出さねばならない。
つまり「Aをクリックして、次にBをクリックして」という教え方では、何も伝わらないんですよ、という事が書いてある。
パソコンインストラクターのみならず、先生や作家など「誰かに何かを伝える仕事」の人にはオススメです。


織部悠。
王様の仕立て屋

イタリアナポリで仕立屋を営む個人事業主の話。
恋愛から病気までありとあらゆる難問をスーツ一着でどうにかしてしまうスーツ版美味しんぼ
ただ美味しんぼと違うのは、主人公が個人事業主であり、依頼の度に金を取る、という点。
どんな難問にでも「ダメとは言わねえが、その服じゃちょっとな」とケチをつけて仕事をもぎとるあたり、山岡士郎よりもたくましい。
働く時には働き、サボる時にはサボるイタリア暮らし。ある意味うらやましい。


篠田麻里子

篠田麻里子写真集「麻里子」

篠田麻里子写真集「麻里子」

欲しい。天使ちゃんよりマジ天使。


7冊紹介しましたが、大体こんな感じです。
オススメというより、今の自分の心境ですね。
正直、本よりも、お姉ちゃんと海とかプールとか行って「その水着ちょっと大胆じゃないですか」「やだもう」とかキャッキャウフフしたい。。。ほんとしたい。したいんじゃよ。


この夏読みたい!オススメ夏の10冊
http://d.hatena.ne.jp/orangestar/20100713/1278992519