そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

非実在老人と、血族としての考え方。


100歳以上の老人の安否が不明、っていう話を聞いて異常だなー、と思った。
そりゃ20や30の若い人が「親? 田舎で元気にやってんじゃない?」てのは分かるんですよ。
でも、60や70にもなった人たちが「親はどこでどうしてるか知りません」ってのはねえ。


自分は割と古い人間なので、例えば結婚における苗字にも結構こだわる。
「どっちの苗字でもいいじゃん」とか言う人が信じられない。
元々は「田んぼの中だから、田中でいいよ」とかそんな感じでつけられたかもしんない。
でも、その田んぼを守り続ける事は楽な事ではなかっただろうし、農家の少なくなった現代においても、日本人の苗字を見れば、かつて非常に豊かな農耕民族だった事がうかがえる。
それはご先祖さんが過去にどういう環境で生きていたかという証明なんですよ。
それを簡単に「地味な苗字だからどうでもいい」とかね。
ちょっと無下に扱いすぎじゃないかなあ。


人間はどこからきて、どこへいくのか、じゃないですけど。
もうちょっとこう、時間の流れについて考える事があってもいいんじゃないかなあ、と最近思います。