そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

webはベンリだけど、webだけじゃダメだのう、と思った事。

web上で、他の人を批判したり、作品の文句言ったり、ってのは、論理だけでなく、感情にも気をつけないといけないから、結構難しい。
「この話は破綻しとるよ」という指摘は割と簡単というか、商業作品なら商業作品ならではのしがらみやら制約があったりして、むしろ破綻してない話を探すほうが難しい。そこを破綻してないように魅せるのが作品の魅力なので、それはそれで良いと思う。
ただ、それがどうしても見過ごせない場合、ケチをつけたくなる。
でも、そのケチをつける場合には「この作品を好きな人がこれを読む可能性がある」って事を考慮しなきゃいけない。
これがまためんどくさい。


正しいとか正しくない以前に「好きだからこれでいいのだ」って言われちゃうと、結構どうしようもない。
パチンコ狂いのニートで風俗通いが趣味の30過ぎの男がいたとしても、その彼女や奥さんが「彼の事が好きなの!」と言ってしまうと、その生き方がまかりとおってしまう。
そういう女性を相手にして、正しいの正しくないのという話をする事は、無闇にその女性を傷つける事になるし、それで何が変わるかと言えば実は何も変わらない。
じゃあ、どうすればいいかというと「あなたは彼が好きなんですね」という前提を理解してから話をするしかない。
彼の話をする前に、彼女自身の話をしなきゃいけないわけだ。


これを作品批判に置き換えれば「作品の話をする前にまず、あなたは何故この作品が好きなんですか?」という話をしなきゃいけない、という事。
当然だけど、こんなの読者の数だけ理由は存在するので、全てをひっくるめてテキストを書く事は不可能。


んで、こないだ、友人と話していて気づいたのはこの点。
「ああ、こうして1:1で会って話せば、サクサクと作品批判できるわ」と。


多分、自分がもっと文章力があれば、手紙のやりとりとか、情報量の少ない状態でも、どうにかなるんだと思う。
でもまあ、今現在の力量だと、会って話をしないとどうしようもないなー。


■でも、ケチをつける暇があるなら参考にすべき点を同じ数だけ見つけろよ、と思うけどね。
ホントに。