そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

『日本人は勤勉』ってのは一種の呪いだなあ。


アメリカ「職場は楽しくあらねばならない、暇なときはゲームして遊ぶ」 日本「そんなの無理」
 http://hamusoku.com/archives/3486405.html


アメリカ合衆国は、イギリスやオランダ、スペイン他もろもろの移民と原住民達の多民族国家である事が前提であった。
アメリカ合衆国をリトルヨーロッパにしない為に、当時のヨーロッパの国々が最も尊重し、だからこそ争いが絶えなかったあるものを、合衆国憲法の一条よりも前に書いた。
それが『自由』の保護。
自由を守りにくい国である事が分かっていたからこそ、自由を第一条以前のものとした。
結果、西部劇で見られるヒャッハー天国になったし、今でもなお、銃社会として凶悪犯罪を犯す自由すら守られている国である。
その自由を守れなくなった途端、アメリカという国は内部分裂を起こす。


さて、日本にはアメリカの自由のように、わざわざ憲法で記している道徳がある。
それが「教育」「納税」「勤労」の3つ。
子供に学校教育を受けさせる義務。
税金をごまかさない義務。
そして、真面目に働く義務。
今では「当たり前じゃんそんなの」と言われるような事だけれど、わざわざ書いてある。
それは何故か。
以前はこれが当たり前じゃなかったからだ。


実際、戦後まもない頃に商売を始めた人に聞いてみればいい。
「税金ごまかした事ってない?」と。
断言してもいいけど「全員、苦笑いする」これは絶対。
まあ、つまり、そういうこと。


あと、一番分かりやすいのは公務員。
仕事を規程以上にする必要のない彼らこそが、最も日本人の本質を現している。
『日本人が勤勉』というのは、嘘っぱちだ。
仕事がうまくいった連中が、諸外国と比べられて「たまたまラッキーでした」と言うのがカッコ悪くて「我々は彼らが寝ている間も真面目に働いていたからです」って言っただけだ。
それを信じたマヌケが「働けば成功する」って思い込んで、言いふらしただけ。
教育が足りてなかったから、事の真偽を確かめる術を誰も持っていなかった。


ただ、そんだけの話。


例えば、今日のコミケだって、一定額以上の売上を上げたトコは、消費税申告の義務があるよ。
でも、税務署につつかれるまで、知らんふりするでしょ。
日本人ってそういうもんだし、人間ってそういうもんよ。
なのに「日本人だけ」って思う点があるなら、それは呪いでもかけられてんのよ。