そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

肩を寄せ合ってどうのこうの、ってのは性に合わんな。

コミケでも思ったんだけど、自分はホントに『同胞』とか『同志』がいらないタイプなんだなあ、と思った。
コミケの良さって同じ趣味の仲間と知り合える、って点だと思うし、そういう場だとは思うんだけど、自分がそれを楽しめるかっていうと別にそうでもない。
もしかしたら、楽しみ方を知らないだけかもしんないけどね。


漫画家で言えば、岩明均先生が好きなんだけど、じゃあ、岩明均好きの人と仲良くなりたいか、っていうと別にそうでもない。
むしろ、自分が知らない分野、少女漫画とかBL作品とか、そういうのが好きな人の方が、興味を持てる。
会話していて「相手の回答が予想できる」という状態がすごく退屈になる。だから、なるべく自分とは縁遠い人のが話していて楽しい。


絵が描けないから、絵を描く職業の人の考える事に興味がある。
ゲームが作れないから、ゲームを作る職業の人に以下同文。
きちんとした会社に勤めた事がないから以下略。
男だから、女に以下略。
まあ、そんな感じ。


■匿名はめんどくさい。
対話は、相手の立場を尊重した上で行うのがマナーだと思っている。
相手と対立しあう事になったとしても、議題ひとつの期間限定であり、その議題が過ぎれば、共闘しあうかもしれない。
だから、敵の立場や技術には敬意を持って接しなければいけない。
んで、これは綺麗事ではなくて、勝つ方法です。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ってやつ。
平たく言えば「場に存在する全ての情報を集めろ。そうすれば負けない」って事。
負けない以前に、そもそも不毛な争いを避けられるかもしんないしね。


けれど、匿名の場合、その立場は明らかにされない事が多いし、推測しようにも情報が足りない場合が多い。
ブログやTwitterなら、過去の発言を遡る事によって、ある程度は推測が出来る。
でも、匿名の場合、言葉だけが一人歩きするので、それは無理だ。


だから、面白ネタなら全然構わないけど、何かの批判を匿名で行うというのは、労力の無駄だよなあ、とつくづく思う。
だって立場も明らかにしてない人の宣戦布告なんて、誰も相手にしないよ。
果たし状に名前書いてないようなもんじゃないですか。