そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

ツタヤディスカスに返金してもらった話。

DVDのレンタルを申し込めば郵送で送られてきて、返却はポストに投函すればよい、というやつ。
『1ヶ月8本まで無料お試し』というやつだったので、入会してみた。
入会の際にはクレジットカードの登録が必要で「有料サービスになったら請求されます」ってな仕組みだった。最近多いねこういうの。


んで、借りようと思ったんだけど借りられない。
よく見たら「新作と準新作は無料お試し中は借りられません」というルールだった。
割と小さい文字で書いたあったけど、まあ、それも商売かと思って古めの作品を借りた。
借り方はレンタルしたい作品を何本か候補リストに入れておくと希望順に準備が整ったものから2本ずつ送られてくる。それを返せば、また次の準備が整ったものが2本送られてくる。


はー、便利だなあ、と思ったけど、細かい規約を見ていくと、割ととんでもない事がサラッと書いてあった。
「8本目を返却した時点で有料サービスに移行されます」
おかしな日本語だなあ、と思った。
だって「8本まで無料」と書いてあるのに「返却した時点で有料」ってのは変でしょう。
それを言うなら「9,10本目が発送準備に入った時点で有料サービス」ってのが正しい。
しかも、候補リストに入っていれば、8本目を返却した時点で自動で発送準備に入る。
「1ヶ月に8本以上利用しないようにする」というオプションもあったけど、無料期間中は使えない仕様だった。


なんだか怪しかったので、5,6本目を返した時点で候補リストを空にして、何も発送されないようにしてから、休会手続きをサイト上で行った。
特に休会云々の確認メールは来なかったけど「休会手続きには時間がかかります」と書いてあったので、まあ、そういう会社なんだろう、と思った。


それから1週間ぐらい経って「無料期間1ヶ月経ちました。有料サービスに本日より移行します」とメールがきた。
その間、DVD紹介のメールは来たけど、期間終了直前云々のメールは無し。
カラオケボックスだって終了10分前には電話よこすのに。
しかも、自分は休会手続きを取ったはずだった。
とりあえず「おかしいでしょう」と文句をメールで送った。


返信には「休会手続きがされた履歴はない。有料サービスに移行したから、サービスを利用してから改めて休会してください」ってな内容。
利用したくないから休会手続きを取ったのに、利用しろと言う。おかしいだろう。
ちょっと、その言い分に悪意を感じたので、今度はキツめの内容で送った。
以下、そっくりそのまま原文。

履歴が確認できないのはそっちの機械の故障かなんかじゃないですか?
休会しましたよ。
サイト上で「8枚目が返却された時点で有料サービスに移行します」などと非常に分かりにくい表現されていたので、6枚目を返却した時点で休会しました。
繰り返し書きますが、休会しました。

それでも料金を請求されるなら、こちらとしてはカード会社に「利用してない料金を無断で請求されている」と請求の差止めを要求します。

webサービスなのに休会手続きをする時間帯まで意味不明に限定しておいて、メールも連絡があるのかどうかすらサイト上に明記されておらず、この問い合わせメールですら入力した内容が本当に届いてるかどうか、この返信がくるまでわかりませんでした。
ユーザーをバカにしてるんですか。


正直言うとこっちの操作ミスだったかもしれない。その可能性はある。
けれど「利用してない。休会した」と主張する相手に対して、分かりにくい日本語をサイト上に並べて、これまた分かりにくい課金体制にしておいて「そんな履歴ないし、規約どおり請求します」と都合のいいように言う姿勢に、ムカッときたのだ。


これに対しての返信は「確かに利用してないようなので請求分は返金します。また休会手続きも代行しますので、よろしければ連絡してください」との事。
もちろん「休会手続きと返金手続きよろしくお願いします。お手間を取らせて申し訳ございません」とメールを送った。
とりあえず一件落着かな、と。


ネット上を検索すると、似た様な被害例がいくつかあって、大体泣き寝入りしているようだった。
なので自分の場合は、大体こんな感じで対応しました。


クレジットカード会社によってはカード所持者の要求に応じて、店舗やサービス提供者側の請求の実態を確認する場合がある。
腹を探られたくない会社は割とそれを恐れる。あんまりにもそういう事例が多いとカード会社のブラックリストに載っちゃうからだ。
とはいえ、全てのクレジットカード会社がそんな丁寧なわけではない。
「客と店舗で話しあってくれ」と投げっぱなしのカード会社もある。
でも「そういう例もある」というだけで、十分効果がある。


とはいえ、おとなげないのは確かなので『無料』の言葉に釣られず、ちゃんと規約を読もう。