吼えろペンを読んだ。
- 作者: 島本和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/07/17
- メディア: コミック
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全10巻ぐらいの吼えろペンからエピソードを抜粋したダイジェスト版みたいな内容です。
島本作品をまともに読んだのは初めてだったけど面白かった。
んで、話の中で「個性の確立こそが難しく、逆を言えば確立された個性を真似するのは割と簡単なのだ」とありまして。
ああ、これはホントにそうだなあ、と最近思うわけです。
■個性って何?
例えば「最近売れてるアレっぽい内容で」と言われりゃ、それっぽくは書ける。
また「コアなファンがいるコレっぽい内容で」と言われりゃ、それもまた書ける。
特に売れてる作品を猿真似するのは簡単なんですよねえ。分かりやすいから。
その証拠に、某女子高生がバンド組むゆる系四コマ漫画なんて、題材をバンド以外にした類似品が山ほど出ましたしね。
アニメや漫画を見て「これなら俺でも描ける!」て思った人多いんでしょうねえ。
でも、やっぱパッとしない。
オリジナルになるのは大変なんですよ。いやホント大変。
一発でも当てられるんだから、一発屋エライ。
と最近思うわけです。
■どうやって最初の作品って作られるのかしら。
これすっごい不思議。謎。
漫画家も小説家もプロになると、みんな締切りブッチギリで仕事するじゃないですか。
「締切日と書いてスタートと読む」とか言う人もいるぐらいで。
そういう話を聞くと思うわけです。
じゃあ、どうやって最初の作品書いたの?
最初は全員素人で、担当もついてないですから、当然ほったらかしですよね。
その状態からどうすれば「よし、書くぞー」って気になるのかな。
そこらへん不思議。
■でも、せっかく暇なんだから、なんぞ書きたいとこではある。
なんかビビビと来るもんがないのかなあ、と今日も夜は更ける。