今日は、英国王のスピーチを見てきた。
映画館に足を運ぶのは、トイ・ストーリー３（昨年夏）以来。
東京の映画館は空調効いてて綺麗で指定席、という印象があったんだけども。
今日行ったとこは昭和な感じで、全席自由で席数も少なめ、更に時期的なアレで空調、照明が節電中だった。一瞬「うっ」と躊躇したけど、映画が終わると同時に幕が両側からサーっと出てくるのは、なんか風情があって良い。
娯楽を使い捨てにしてない感じがして、結構気に入った。
ちなみに西池袋のシネマロサってトコ。
デート需要は全くないらしく、サンシャイン通りの映画館は激混みだったのに、こっちは超空いてた。
でも、正直この風情が分かる女じゃないと、個人的にはキツイなーって気もした。
さてネタバレ無しの感想。
あらすじは、公式サイトを見るが良し。
http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
地味だけど良かった。
と観終わった瞬間は思った。
でも、よく考えて見れば当時の建物や服、それこそ白黒でしか映像記録は保存されてないだろうに色彩豊かに再現されてて、イギリス王室パねえ、と思った。
なんせ当時は植民地含め世界の４分の１を支配していた大英帝国なんだから、王族がご立派なのはもちろん、平民であるローグまできちんと紳士してる感じなのが「イギリス！ イギリス！ イギリス！」って俺の中の森薫が叫んでた。
ハリウッドのような分かりやすい泣き所もないし、胸が熱くなることもない。
でも「愛される王、ってのがいるならこういう人なんだろうな」とちょっと思った。
まあ、だいぶ脚色してあるとは思うんですけどね。
良い作品です。
美術がすごいので、ぜひ映画館の大画面での視聴をオススメ。
■世の中にはいろんな笑いがあるけれど。
自分が普段喋ってる笑いネタは、だいたい不謹慎とブラックを仕切る塀の上をフラフラ歩くようなネタなので、たまに不謹慎側に落ちてどん引きされます。
でも、多分、こんなご時世だからこそ、不謹慎と非難されるのを恐れず、言うべきなんじゃないかと思った。
スーパームーン見て「月が綺麗ですね」とか言ってる全国のカップルは爆発しろ！
その結果、日本が沈没したとしても自分に悔いはない。
