有料出会い系に登録して、友人のアドバイスなども得ながら、がんばってたら、ダメ元で送ったすんごい美人から返事がきた。
「皆、コピペばかりで、きちんとメールくれた人は、あなただけでした。もうすぐやめちゃうので、直アドでメールください」
とメアドが書かれていた。
イヤッホウ!
すんげえ、美人だけど、マジで! マジで?!
脳内に花が咲き乱れまくったりして。
相手の誕生日がプロフィールに書いてあったから、誕生花を調べて、近くで写メとって、それと一緒に初めてのメールを送った。
いやー、まいっちゃうなー。
モテですよ。これで俺もモテ。
あ、歯ブラシのストック増やしとこうかな。
ゴムは。。。いやいや、そういうのはちゃんとつきあってからじゃないとな! 勢いとか成り行きですることじゃないし!
とかなんとか考えながら三日経った。
あー、返事こねえ。
美人だから、やっぱ出会いとかホイホイあるだろうしなー。
多分、池袋のサンシャイン通り歩くだけで20人ぐらいにナンパされそうなぐらいの美人だもの。
そりゃそうだよなー。
と、諦めていたらメールがきた。
まじで!
「メールありがとうございます」から始まって、誰かにイタズラされて迷惑メールに困ってたことと、出会いがないこと、仕事が大変、みたいなことが書かれていた。
うんうん、僕は平気だけど、妙に長いメールだなあ。
携帯メールでこんなに長いの送ってくるなんて、ちょっと心が弱ってる人なのかな。
でも、大丈夫! 僕の愛があれば!(妄言)
「というわけで、携帯メールはもうすぐ変更するので、こちらのサイトから私を探してメールしてください」
。。。へ?
■チキショウめぇ!
でも、これおいしいなあ、と思ってる自分が否定できない。
■とかなんとか書いてたら。
このテキストを昼間のコンビニの飲食スペースで書いてたんだけど、いきなり「すいません」と声をかけられて振り向いたらかわいい女子がいた。
「これ、おまけ欲しくて買ったんですけど飲みきれないんでよかったら」
と三ツ矢サイダーを差し出された。
「封は開けてないんで」と安全性を主張されたので「ああ、うん。ありがとう」と受け取ると、そそくさとビニル袋を抱えて出て行った。
へー、こういうことってあるんだなあ、と思い。
あんな子が欲しがるおまけってどんなもんじゃろ、と飲み物コーナーに見に行ったら、鋼の錬金術師のフィギュアでした。
チキショウ! 声かけときゃよかった!
確実に話合うじゃねえかよ、もったいない!
■だが、波はきてる!
きてるはずだ! 今年の夏こそは!
■とりあえず。
明日と明後日はファミマメシだな。それでダメなら諦めよう。