そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

持ち運び可能な技術。

 
大企業で働くと毀損されるいくつかのコトについて
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20110808/1312803570
 
いちおー、零細企業で取締役やってた自分が、
今は都会に出てきて大企業の末端外人部隊やってます。
もらった報酬分は仕事するけど、それ以外は一切しません。
 
んで、これについて思うこと。
 

周回遅れの意味は、その企業から一歩出たら全く役に立たないシゴトのやり方やアウトプットに飼い慣らされていることで、外に出てみると思いの外風が強くて、自分で立ち上がることが出来なくなっているおっさんになっているかもよ、というコトです。

ホントに若い人が気をつけるべきなのは、自分が所属している企業外に「持ち運び可能な技能」ではないでしょうか?

 
結論から言うと、自分が今学びつつあるスキルが持ち運び可能かどうかの判断基準は、経験則から学ぶものです。
 
体育会系学生が「体力さえ出来ればどこでも働けるはず」と思い込むのは、新人だからまあいいか、と流されますが、引越し屋で5,6年働いたマッチョが、マグロ漁船に乗れるかというと疑問です。
 
とはいえ、引越し屋にいる間に「マグロ漁船にも乗れるスキルを!」とか考えてたら多分干されるでしょう。
 
自分の得た技術を知り、他の業界の技術を知って、初めて「ああ、俺にはこれが足りない。あれは足りている」と分かるのであって、最初からそんなスケベ根性丸出しじゃ誰も相手にしてくれません。
 
まずは目の前のことをやって、効率化できそうであれば手を出す。
手を出してうまくいかなければ、なぜうまくいかないかを考える。
技術的問題、組織的問題、いろんな問題について考える。
そういう「問題を発見し、解決策を考える」という能力はどの業界のどの会社でも役に立つもんです。
 
反対に零細企業でも、問題を発見できずに「うまくいかなーい」ってウロウロしてるだけのオッサンとかいますよ。
 
■とはいえ、個人的には。
 
大企業は、てめえの成績しか気にしないやつが多くてイヤんなるね。
経営改善の最も効率的な方法は無報酬でスタッフが働いてくれて、高価格でも気にせず買ってくれる客を作ること。
つまり『愛』を育てることなんだけど、分かってないポンコツが多すぎる。
客もスタッフもてめえのママじゃねえんだよ。シュガーボーイ。
 
■話は全然変わるけど。
 
モスバーガーの上手な食べ方ってないのかなあ、と思って公式サイトを調べてみたら。
 
http://www.mos.co.jp/faq/menu/#FAQ-1
 

Q.モスのバーガーを上手に食べる方法は?
A.やっぱり慣れるのが1番です。まず、袋から出さないことが基本です。ハンバーガーをうまく回して、袋の底にこぼれたソースをたっぷり付ける。また、ソースをスプーンですくったり(スプーンは店員にお申し付けください)、フレンチフライポテトに付けて食べたり。何回も食べて、モスの食べ方を極めてください。

 
投げっぱなしジャーマンキタコレ!
 
いやー、効率化の鬼でなければ生き残れないファーストフード産業でこの対応は、ある意味神がかってる。