そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

足りないから強く思うのだ。

 
モラルの話で。
 
「足りないからモラルを叫ぶのだ」という説があります。
 
本来強欲だからこそ清貧を最上としたり。
ほっといたら節操なく子作りするから貞淑を良しとしたり。
根が勤勉だからこそ、人生を楽しめ、という教訓が叫ばれたり。
 
まあ、いわゆる洗脳に近い感じで、子供たちにそう言って聞かせてるんだそうで。
ということは、それを子供たちに言う大人たちは、自分たちが出来ていないからこそ、子供たちに殊更強く言うのだ、という理屈になります。
 
ここ数年の日本だと「責任」「教育」「忍耐」という言葉がやたら叫ばれたりしていますが。
 
本当に、そういう教育が必要な人達はもはや手遅れでありまして。
そんな手遅れな人たちのツケを「責任」「教育」「忍耐」と言われ続けた子供たちが背負う、という図式になる、っていう。
 
別に若い人に甘い汁を吸わせる気はカケラもないですけど、
かといって苦渋ばかり舐めさせるのもどうかなー、と思う今日このごろです。
 
甘い汁は俺が吸いたい。
 
■最近はビジュアルノベルばっかりだよなー。
 
釜井達の夜
http://kougaku-navi.net/kamaitachi.html
 
かまいたちの夜みたいな人物シルエットを作れるソフトだそうです。
なぜか懐かしい。
 
弟切草でハマってから、当時数年間はサウンドノベルと名のつくものは片っ端から手を出しましたが、かまいたちの夜を越えるサウンドノベルには出会えなかったんですよねえ。
 
ストーリーの良さとかで言えば、もちろんチュンソフト以外からも面白いものはたくさん出てきたんですけど、ゲームとして見ると、かまいたちの夜が群を抜いている印象で。
 
単に複数分岐している、というだけでなくて、どの選択肢を選んでもきちんと起承転結が描かれている、というのがすごいなー、と今になって思います。
あの話を考えた我孫子武丸先生はホントにすごい。
 
個人的に好きな話は事件解決後に「みどりの所へいってくるよ」と俊夫さんが談話室を出ていくシナリオです。
ハッピーエンドとは言い難いんですけど、後味のほのかな苦味が個人的にツボでした。
 
■小説。
 
前々から温めてたネタを書きつつあるけど、もひとつしっくりこない。
主人公の設定年齢が自分に近いせいか、どうも冷静すぎるキャラクターになってしまう。
 
うーん、でもまあ、これもまたハードルと思って越えるよう頑張ってみるか。