そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

美しい稲穂。

 
うまいこと言うなあ、と思った。
 
今日は会社の送迎会が昼食の機会でありまして。
その時に、パッと「贈る言葉」と振られたエライ人が、
退職する人の名前から、サラッとうまい言い回しで褒め称えまして。
 
はー、瞬発力が違うなあ、と感心したわけです。
 
ああいうのはラップとかライムとか、そっち系の能力だと思います。
すごいです。
 
■このタイミングで言っとくのがいいと思った。
 
この本を読み始めてすぐ、すごく嫌な気分になった。
 
「AとB、どちらを選びますか?」という質問に対して、
「もし、AがいなければBを選びますか?」と重ねて尋ねるような。
そんな嫌な感じ。
 
きっとそれでもBは選ばれないのです。
世の中、そううまくはいかないし、人の心もそう単純ではない。
 
でも、いや、だからこそ、Bには救われて欲しいと思った。
作者に対して「一生のお願い」を一度だけ使うなら、このタイミングだ。
お願いだから、Bを救ってくれよ、と。
 
そんなことを思いながら読み進めてきた。
 
まだBが救われたのかどうかは分からない。
エピローグはこれから読む。
 
不幸の反対は幸せではないし、
絶望の反対は希望でもない。
 
だったら、救われてもいいはずだよなあ、と強く思う。
 
エピローグは明日、コーヒーと共に読む予定です。
そのコーヒーが苦くなりませんように。
夜が遅いので、今日はもう寝ます。
 

僕の小規模な奇跡 (メディアワークス文庫)

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