日本が逆立ちしても、全然届かない次元にいる欧州サッカーのファン達にしてみるとワールドカップというのは、オールスターゲームみたいなもので「まあ、酒の肴にはなるけど、必死になって応援するもんじゃねえよ」らしい。
金の力、土地柄、人材の事情、そういった諸々の『不都合』をはねのけて勝利を目指すリーグサッカーこそが彼らにとって必死になる価値のあるものらしい。
お国の命令ひとつでスター選手かき集められるワールドカップは、そういう意味でイマイチらしい。
無敵コマンド使ってゲームクリアしてもつまんないのと一緒なんだろうな。
■でも、それ「スター選手が国内にぞろぞろいる」という贅沢な話で。
日本の場合、どうかき集めても1チーム分集まらんから、まだワールドカップを面白がれる。
のかな? 多分。
■中国語のレッスンで。
「先週、何をしましたか?」という会話の練習で。
時事ネタだし言っとくか、と思ってオリンピックの話題を出したら当然のように「どの種目を見ますか?」と返されまして。
フェンシングとバドミントンって答えたんですよ。
そしたら「どんな種目ですか」って日本語で問われまして。
どうやら全然知らないみたい。
フェンシングはともかく、バドミントンって中国はトップレベルのはずなんだけどなあ。
というところで、冒頭のワールドカップの話を思い出したわけです。
物心ついた時からすでに勝つのが当たり前になっていた競技であれば、それは勝って当然であって、そこに感動はない。
感動がないから記憶に残らないし、ニュースにもならない。
そこでちょっと、中国の恐ろしさ、というか脅威を思い知りました。
ほんとにちょっとね。
■まあ、日本に来て長い、というのもあるかもしんないけどね。
多分、それがでかいんだろう。
そう思っとこう。
■それはそうと。
中国語の先生との会話は面白い。
先生の話す内容のほとんどが、自分が今まで本で読んできた中国文化の裏付けとなる内容なので、こうシナプスがガッガッとくっついてく感じがして面白い。
■今日の猫。
猫が寝転ぶ場所は過ごしやすい場所だそうだが、猫が寝転んだ場所は毛だらけなので、寝転べない。
早いもの勝ち、という言葉がよぎる弱肉強食ワールド。