「这星期你做什么?」
(先週、何をしましたか?)
「前天我去Karaoke了」
(一昨日、私はカラオケに行きました)
「我? 我们?」
(私? 私たちの間違いではなくて?)
「我。一个人」
(私です。一人で)
「・・・・・・すいません」
「いえ、こちらこそ」
■中国の文化、日本の文化。
「中国の誕生パーティーでは、誕生日の人が食事代を全部出します。代わりにプレゼントをもらいますよ。日本(のパーティー)ではどうですか?」
「そういう会に参加したことがないです」
「・・・・・・自分の時とかもないですか」
「はい」
「あ! とても仲の良い友達とだけ過ごすんですね」
「いえ、普段通り、一人で過ごしますよ」
「パソコンの仕事してるから、おめでとうメールとかですか?」
「や、一通もこないですねえ」
「・・・・・・すいません」
「いえ、こちらこそ」
■まじめに勉強もしてますが。
なんだろう、この国境よりも遠い文化の違い。
■強いて言えば。
自分のような人間でも生きていけるのが、日本の文化であろうなあ。
知人からは「小説を書くなら、片思いをした方がよい」と言われたことがあるけれど、そんなものもロクに記憶にはなく。
傍観者が見ることの出来るものは、遠くの景色と、自分の内側だけ。
隣に立っても、すてきなものなど見えやしない。
だから、一人に慣れた方が手っ取り早いのだ。
■今日の猫。
もうそろそろ一歳ぐらい。
体重は見た感じ、1kgか2kgってところ。
抱き上げたことがないので、体重を量ったこともない。
「そろそろ人間に触られることに慣れさせないと、ずっと触れなくなりますよ」
「人間に恐怖心を抱いている内に、無理矢理触ると、二度と警戒を解いてくれなくなるよ」
二通りの意見があるらしい。
めんどくさいので、猫をじっと見る。