そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

魔法の言葉。

 
久々にトピックを見かけた。

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

 
原著はかなり古い本で、自分も10年ぐらい前に読んだ。
まあ、子育て当事者からすれば、難癖もつけたくなる内容だと思う。
(当時の自分も疑問をもったぐらいだし)
 
■『褒められて育った子は、明るくなる』
 
褒められれば自信がつく。自信を持てば明るくなる。
しかし、明るければいいのか。
 
例えば、マナーを守らない人たち。
それもコソコソではなく、堂々とぶっちぎりで守らないタイプの人たち。
電車内であろうと平気で携帯を使うし、他人を傷つけることも平気でする。
 
彼らの親御さん達には悪いけれど、少なくとも自分の親類縁者にはいてほしくないな、と思ってしまう。
でも、そういう人達って明るいよね。
 
それって、子育てがうまくいった例なんだろうか。
 
■褒めるにはタイミングが重要。
 
よく言われる話で。
すべての動物は得をする方向へ進むように出来ている。
餌が少ないより多い方、不安な場所より安心できる場所。
褒められない行動よりは、褒められる行動を取る。
 
ただ、結果を褒めてはいけないし、けなしてもいけない。
 
行動を褒める。
きれいにしたことを褒めるのではなく、掃除をしたことを褒める。
仮に最初は下手だったとしても繰り返す内に、上手になる。
 
上手になった時には、うまくできたことではなく、それを見て自分がどう喜んだのかを伝えるといい。
「掃除してくれたの? 助かるわー。すごく嬉しい」等々。
 
『できた』ことを褒めると、他の『できない』ことを恥ずかしがって、やろうとしなくなる。
 
まあ、子供相手なら普通のことだわね。
 
■じゃあ、なぜ、この『普通』が出来ないのか。
 
親の行動を褒める人がいないからよね。
 
というのが、この本には書いてありました。
そういう本です。
 
子供にかけるんじゃなくて、子育て中の大人にかける魔法の言葉です。
 
やー、実際ね。
このご時世で子育てなんて、難易度ハードだし、キツイと思いますよ。
それでも、子供を捨てずに頑張ってるでしょ。
偉いもんだと思いますよ。
 
自分なんて、猫相手ですらたまに殺意覚えますもん。
 
■今日の猫。
 
そのせいか分からないけど、ビビは一度、餌を食うタイミングを逃すと、ずっとおどおどビクビクして食いたがらないんだよな。
 
そしてララがその餌を狙うので「お前はもういいから」と頭をワシャワシャして遠ざける。
 
根気。根気。