今日、漢詩を日本語に訳したものの文法を訂正していて、
「神様」という言葉が二、三回出てきたので、
妙に思って原文を確認したら「天」だった。
もう、心の中で「キター!!」って叫びましたね。
「天」
確かに、日本語辞書だと「神様」や「運命」となっていることも多いんですが、日本語のソレと「天」はちょっと違います。
中国固有の概念なので、そこは訳さず「天」のままでいいんじゃないですかね、と修正しました。
『天は天であり、他のなににも変えられない』です。
日本語で言うところの「お天道さま」が近いかもしんないですね。
お天道さまを拝む人はいないけど、「見てるから」と悪事を働かない人は多い、みたいな。
これもまた、微妙に違うんですけどね。
超複雑です。
■『時間』はダサい。
「時間に感謝します」という文があったので、どういう意味なのか尋ねたら「(色々な経験をさせてくれる)時の流れに感謝します、という意味」と返された。
じゃあ「時の流れ」でいいんじゃないですかね、と言うと、不満気。
どうやら中国では「時間」「時」という言い方は、無機質で心の篭っていない表現だそうで、平たく言えばダサい、と。
たしかに、言われてみれば、中国語には時間を表す詩的な言葉が山ほどあるんですよね。
なんとなく「じゃあ『時の扉』って言葉はどう思いますか」と聞いてみたかったんですが、やめておきました。
■今日の猫。
餌を出したら、むしゃむしゃ食べる。
トイレ掃除をしたら、さっさか入る。
いいなー。単純でほんといいなー。