そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

ストーリーが好きなんですよ。

 
就職関連の話が舞い込んできたのでちょっと書く。
 
昔読んだ本に書いてあった。
 
「客は信頼できる商品やサービスを求めてるわけではない。理解できる物語を求めていて、その中に入りたがるんだ」 
 
「人気ナンバーワン」⇒「それを買う俺も人気者になれるかも」
「冬物バーゲン」⇒「お得を知ってる私って賢いかも」
「数量限定生産」⇒「持ってる自分も特別な存在かも」
「匠が作ったお椀」⇒「その良さが分かる僕もすごいかも」
 
商品のPRを考える時、ちょいちょい思い出します。
 
■だからまあ。
 
就職や面接とかも、ストーリーを意識すると良いと思う。
会社のストーリーに巻き込まれるだけじゃなくて、自分のストーリーに面接官を巻き込む。
 
何があって今の自分になったか。
大抵の人は直近のサークル活動だとかボランティアだとかをPRするらしいけど。
 
例えば「小学校の時の体験」をフックとして「今の自分」から「なりたい自分」をPRすれば、時系列が長い分、説得力は増すよね。
 
「子どもの頃、看護婦に憧れた」⇒「けど、実際はマイナスをゼロに戻すんじゃなくて、ゼロをプラスに上げたいと思った」⇒「だから、営業事務になりたい」とかとか。
 
別になんだっていいわけですよ。
面接に応募しよう、って時点で「嫌いな仕事」ではないんだから。
なんかフックがあって、応募してんです。自覚があるかどうかは別として。
 
自分の中にあるストーリーを見つけることがポイントなんじゃないかなー、と個人的に思います。
 
■今日の猫。
 
うちの猫の話だと、事前情報ナシに見れば単なる愛想のない猫姉妹、ということになるけど「保護された時には、すでに人間に警戒するようになっていた」と一言付け加えるだけで、勝手に人間が物語を想像して、「じゃあ、仕方ない」って思っちゃうのよね。
 
まあ、自分のことですが。