そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

ブラックな仕事場。

 
いや、今のところじゃないですよ。
 
以前いた職場が、ブラックだった。のだと思う。多分。
責任の所在はあやふやだし、権限もよこさずにアレしろコレしろと詰めてくるし、目標数字の基準が『過去数年で最も良かった時』だから、当然、達成できるわけもなく。
達成できない限りは、期限もなく「達成できるまで頑張れ」というわけで、ヘロヘロになるまで働いてた。
 
ただ、そこまでならまだ良かったのかもしれない。
きつい職場、理不尽な上司。
まあ、それだけならば。
 
「あ、やめよう」と思うきっかけになったのは、達成感が共有できないことだった。
 
繁忙期を迎えて連日チームメンバーが深夜残業を重ねながら準備を進めていって。
いざ、終わって「ばんざーい」とみんながビールとか飲んでる隣で。
自分は相変わらず売り上げの上がらないみんなとは違う自分だけの担当サイトを眺めてた。
 
できることはした。
あちこちに頭を下げて回って、都合つけてもらって、無理をお願いして。
それでようやく準備に間に合った。
でも、売れなかった。
 
自分以外のチームメンバーは「おー、数字がどんどん伸びていく」と喜んでた。
自分はというと、アクセスと売り上げの数字をじっと眺めていた。
 
その時、ふと頑張るのが馬鹿らしくなった。
もうその日の内に、辞める連絡をして、引き継ぎの準備を始めた。
 
■自分が辞める時はだいたい同じ。
 
だいたい同じ感情でやめる。
 
孤独感。
一人になると弱いのですよ、自分は。
 
■そこと比べると。
 
今の職場は、デザイナー陣は帰る前に「手伝えることある?」って聞いて回ってるし。
ディレクター陣も困った時はお互い様で担当以外の箇所もサポートしながら頑張ってる。
 
んで、なにより「一人」を作らない。
それは暴走を防ぐ効果もあるし、不慮の事故を防ぐリスクヘッジの機能もあるんだろう。
 
環境がチームを作るのか、人がチームを作るのか。
それとも他のなにかでチームが作られるのか、全然わかんないけど。
今のチームはいいなあ、としみじみ思う。
 
思ってるの俺だけかもしれんけどね。
 
■今日の猫。
 
メシをもっていったら、皿にとびついて、勢い良く食べ始めた。
 
おお、すまん。明日はもうちょっと早く帰るよ。