そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

6年習っても分からない英語。

 

本屋に行くと「TOEIC対策はこの一冊で大丈夫!」的な本が何十種類も並んでるんですけど、参考書系の出版社は必ず一冊出版しなさい、みたいな業界ルールでもあるんですかね。

 

英語学習を始めるにあたって、こんな本を読みました。

頑張らない英語学習法

頑張らない英語学習法

 

 

そういうことか、と手のひらポンすることがちょいちょい載ってました。

自分の体験とリンクする点を抜き出してみます。

 

■訳さない。

本の中では「have」が例として挙がってました。

日本語に訳するなら「持つ」ですけど、実際には「(私は)兄がいます」も「ピザを食う」も「犬飼ってる」も全部「have」なんですよね。

だから直訳しようとしちゃいけない。

「have」という言葉に込められた意味を考えて、イメージとして理解するのが正しい。

 

 

■言葉は噛み砕く。

「昨日、遊園地に行ったけど混んでたから諦めた」

という文章を英語にする場合、英語上級者同士なら、そのまま英文にすれば良い。

でも、難しい単語って、そもそも相手が理解してくれるとは限らない。

 

『混む』という言葉を英語にしても「『混む』ってどういう意味だ?」と返されたら余計に困る。

 

だから、まず文章を分ける。

「昨日、遊園地に行った」

「混んでたから、諦めた」

次に「行った」「諦めた」だと結論がわかりにくいので「行かなかった」とする。

さらに「混む」だとわかりにくいので「人が多かった」と直す。

 

「昨日、遊園地に行かなかった」

「人が多かったから」

これでも通じる。

カタコトだけど、試験で高得点を目指すわけじゃないなら、これでいい。

複雑な表現や正しい表現は、会話をしていく中で身につけていけばいい。

 

■ということから。

昔から思ってたことで、中国語学習の時にも感じたことだけども。

 

英語やる前に日本語できなきゃダメだわ。

 

だって「彼は冷静だ」って言葉も、相手が『冷静』という難しい言葉を理解してなきゃ通じないわけですよ。

『冷静』ってどういう意味?それっていいこと?わるいこと?

 

それなら「彼の脳はコンピュータだ!すごいやつさ!」の方が伝わるかもしれない。

文章を噛み砕いてわかりやすい表現にするには、母国語の上達が必須、ということ。

だから、母国語すら未熟な十代で学ぶ外国語が難しいのかもしんないね。

 

■余談だけど。

昔、とんねるず石橋貴明さんが「英語の感情表現は『so happy(楽しい)』だけ覚えておけばいい」という話をされていて。

嬉しい時はそのまま笑顔で言えばいいし、不満がある時は怒った口調で言えば、言葉とのギャップでめちゃくちゃ怒ってるように聞こえる、と。

 

案外、そういうもんかもなー、と思いました。

 

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