背中の痛みも随分マシになってきた。
春が近いのですよ。
■そっちこそサカサマだ。
公開当初に劇場まで見に行ってたけど、改めてDVDで見た。
地上に暮らすエイジとは、重力が全く反対の環境で暮らすパテマ達との出会いの物語。
サカサマ同士が出会うと、どういうことになるのか、どういうことができるのか、という暗喩がふんだんに散りばめられてて、個人的に好み。
ただパテマの声が、かなりの甘々なアニメ声なので、苦手な人もいそう(一族のお姫様だから、そういう演出なんだろうけどね)
物語の展開としては、あっち行き、こっち行き、とする割には、場所の謎がほとんど解説されずに進むので、たぶん、ファンによる考察とかが盛り上がりそう。
例えば、地上で暮らす人たちは、全員がベルトコンベアに乗って学校や会社に行くぐらいの高い科学力を持ってるんだけど、授業内容が道徳洗脳のシーンしか無かったり。
誰がいつメンテナンスしてるんだろうか。
■バカコメディ。
ゲラゲラ笑って見ていい系。
ヤク中のチンピラアジア人と、マフィアに挟まれて「とにかく生き延びることを考えよう」ってドタバタするのが見てて面白い。
あんまり語ることはないけど、何も考えたくない時にはいいと思う。
■お、面白かったのか。
見方を間違えた気がする一本。
監督が三谷幸喜さんだったので、コメディだろう、と思って笑う準備をしながら見てたら、あんまり笑い所がなくて、あれ? てなった。
笑わせポイントは少ないんだけど、配役はコメディだよねえ、コレ。
見終わったけど、もうひとつ評価が定まらない。
題材が地味だからかなあ。
■どちらかといえば。
三谷さんがやりたかったのは、こっちじゃなかろうか。