トピック「ふつうに良かった映画」について
ディカプリオから二本。
どちらもディカプリオがうさんくさい金持ちになる話。
『トム・クルーズはチャラ男役、ディカプリオはペテン師役』というのが自分の中での鉄板の法則で、これを外すとあんまり良くない。
ディカプリオがかっこいいだけの映画とか、もうホントこの監督、プリオのことを何も分かってない!って思っちゃう。
違うんですよ!ディカプリオはもっとうさんくさくないと!笑顔で人を騙したり、小銭くすねたり、そういう残念なイケメンだからいいんですよ!
というわけで、ディカプリオを知りたい人はこの二本から始めるといい。
タイタニックは映画としては面白いんだけど、ディカプリオの良さを引き出してるか、というと、かっこ良すぎてもうひとつ。
日本にやってくるインド映画といえばこの人、ラジニカーント主演作品。
ヒンドゥーとロボってどうなんだ。色々、禁忌に触れてんじゃないのか。
ヴィシュヌとアヴァターラをバビル2世って呼ぶと爆破テロが起きるよ!
リンク張ったのはDVD版だけど、どうやらDVD版は、劇場公開時のタミル語音声ではなくヒンドゥー語吹き替えになってるらしく、ファンが怒ってた。
ラジニカーントの生声が聞きたい人は迷わずブルーレイ版で。
内容については、忙しすぎるラジニカーントが、美人の彼女に愛想を尽かされてかけてたんだけど、「安心してくれハニー。俺をもう一人作ったぜ」とロボット作ったら、えらいことになった、という、いつもどおりのラジニカーントです。
割とショッキングなシーンもあるので、子どもが見るとトラウマになるよ。
でも、面白いので「たまにはインド料理でも食ってみるか」みたいな感じでどうぞ。
真性ロリコンのサイコパス殺人鬼、藤原竜也に懸賞金がかけられちゃって、警察が護衛するはめになった、という映画。
うん、いつもの藤原竜也です。ほんともうこの人は救えない。
探偵ガリレオの劇場版ってハズレが今んとこ無いんだけど、個人的なイチオシはコレ。
なんたって、堤真一の報われ無さがいい。
報われないけど、目の前に問題があったから解く。正解なんてどうだっていいんだ、結局のところは。そうだ、それでいいんだ、堤真一!
小島アジコさんが椿三十郎を紹介してたので、じゃあ、こっちも、というわけで。
浪人を描くなら「とにかく見とけ!」と言いたい一作。
大河内版の丹下左膳はコメディなんですけど、「刀振るうしか能のねえ浪人」が刀振っても解決できない問題から、必死で逃げながらも逃げきれず。慣れないことに「うるっせい、こんなことさせんじゃねえ」と怒鳴りながら、真面目にオタオタする、っていうのがいい。
あと、背景にも注目したい。
なんせ撮影そのものが大昔なので、今の時代劇みたいに「全国のそれっぽい場所の寄せ集め」な背景じゃないんですよ。
古い町家を使って、通りをそのまま再現してたりするわけです。CGなんて無い時代の時代劇ですよ。
■といったところ。
洗濯機が回る時間だけでつらつら書いてみた。
では。