ふだんは、自宅からおにぎりを持って行って、コンビニでおかずを買って、昼飯にしてる。
節約というより、実家から贈られた土産に「ごはんの友」的なびん詰がいくつも入っていたので、消費するためにおにぎりにしてる。
なので、職場の近くで外食をする、というのはあまりない。
特に会社が高級オシャレな場所にあるので、何もかもがやたら高いのだ。
ラーメン一杯が千円したりする。チャーシュー麺でもサラダがついてるわけでもない、ただのラーメン! 素のラーメンが! 一杯千円! なんだここ富士山頂か!
という感じなので、外食をしても、チェーン店ばかりになる。
んで、チェーン店にいくと、店員さんが外国人ばかりなのだ。
吉野屋とかじゃないよ。定食900円ぐらいのチェーン店なんだけど、外国人ばかり。
お高い土地に店を出して、値段据え置きでサービスを提供しようと思うとこうなる、という見本だ。
そして、見事に日本語が微妙に通じない。
チキンの味噌煮を頼むと、照り焼きになって出てくる。
豚カツを頼むと、牛タン定食が出てくる。
焼き魚を頼んだら、酢豚が出てきて、さすがにどうしようか迷った。
でもね!
昔の詩人は言いましたからね。
海は広いが、空はもっと広い。そして、人の心はそれ以上に広い。と。
なんかそんな感じのことを言ったらしいからね。
チキン違いぐらい上等。
豚と牛の違いだって、まあ、肉ですよ、肉。
魚と酢豚だって、5大栄養素で言えば、タンパク質ですからね。
許そうじゃないですか、と。
会計の時に「次からは気をつけてね」ぐらいは言いますが、メシはメシですから。
でも「ほにゃらら醤油と焼き魚」みたいなメニューの時は、ちょっと困ったね。
自分が頼んだなら分かるんですよ、ああ、醤油を魚にかけて食うんだな、って。
隣の席の人が頼んだんですよ。
そして、不幸なことに、ちゃんとそれが運ばれてきちゃった。
店員さんは日本語の怪しい外国人ですからね。
トレイを置いて「こにゃららごじょじょーっす」ってアナウンスして帰っていくんですよ。
「こちらの醤油をおかけになってお召し上がりください」みたいなことを言いたいんだと思うんですけどね。
言えてない。客も「は。はあ」みたいな顔してポカンとなりつつも、箸を手にして、魚を食い始めるわけですよ。
醤油をかけずに!
「ほにゃらら醤油と焼き魚」つったら、醤油がメインなんですよ。
普通の焼き魚より100円とか高いわけですから、その醤油が100円ぐらいしてるんです。
客がそれを無視して、食べ始める。
もうすごく言いたい。
「その醤油かけて食うんですよ」って。
でも、言えない。
だって隣の席から知らないオッサンに言われても「え、ああ、あなたの好みですか?」みたいに思われるじゃないですか。
何言い出したんだこのオッサン、と思われるじゃないですか。
下手したら、不審者ですよ。事案ですよ。夕方四時半の町内放送で「醤油好きの男性に気をつけましょう」って言われるレベルですよ。
んで、思ったんですけどね。
注文、紙に書いて渡したらいかんのかな。
数字でも、名前でもいいけど、ずらーっとリストになってて、食いたいもんに丸つけて渡すの。
特殊な食べ方があるメニューは、それ用の案内紙がトレイに添えて出される。
店員が発する言葉は、会計と「いらっさせー」「あざしたー」ぐらい。
それでいいと思うんだけど、どうだろうか。
そのうち、間違えて、粥の類を出されるんじゃないか、と気が気じゃない今日このごろです。
(粥嫌い)
明日は、おにぎり持っていきます。