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そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

行き詰ったら棚卸し。

コンプレックス・エイジ(1) (モーニング KC)

コンプレックス・エイジ(1) (モーニング KC)

 

 

コンプレックス・エイジ全6巻。完結!

高校の頃から続けているアニメやゲームのコスプレイヤー趣味。
26歳の社会人となり、収入も安定し、できることが増えてきて、充実した趣味生活を送る毎日。

けれど、薄々気づかされる場面が増えてきた。

技術やお金が不足しての「なれない」ではなく、それらを総動員しても、自身の体格のせいでキャラクターになりきれないことに。

趣味を優先させるために、仕事は派遣でそれなりにしかやってきてないし、いまさら趣味をやめるなんて考えられない。でも、趣味っていつまでできるんだろうか。

といった所からスタートする26歳女性の苦悩生活。


■こういう人多い気がするんですよ。

この作品の場合は26歳でしたけど、30過ぎたキャバクラ嬢とか、40過ぎたプログラマとか、50過ぎた家電配送員とかとか。

「あれ?もしかして、この先、行き止まりじゃないの?」って状態。

この作品の場合、主人公も恋愛や友人関係に振り回されながら、引退した人や老いてなお現役の先輩方の支援を受けつつ、「自分は何がしたかったんだろうか」と改めて、過去や経験を振り返っていくわけです。


■そう、大事なのは経験の棚卸し。

経験したこと、っていうのは記憶の倉庫に入ってるわけですよ。

んで、記憶の倉庫ってのは、性格にもよりますけど、だいたいは、詰め込みっぱなしになってることが多いんです。

だから「何がしたかったんだっけ」と記憶の山に突入する前に、まず、その記憶を整理整頓する必要があるんですよね。

だから、作中で主人公は、初心者との関わりの中で「こんな頃あったな」と思い出して、棚卸ししていくんです。


■自分のやりたいことは、自分の中にしかない。

人の頭にケーブル指して、記憶を50インチテレビで映し出して「あー、この辺とか楽しそうにしてるねー」とか他人が発見できたら、便利なんですが。

そうはいかないので、これはもう自分でやるしかないわけです。


■これ、現実の転職や就職でも全く同じことをします。

「履歴書書く前に自己分析しましょう」みたいなアレ。アレのことです、コレは。

ただ、自己分析には、欠点というか、特徴がありまして。


■やったことないことは分からん。

例えば、本当に食べたいものが「カツどん」だったとしても、カツどんを食べた経験がなければ、そこには辿り着かないんですよ。

「なんか卵の味、いや、もうちょっと濃い感じの、醤油とかそういう感じ」みたいなモヤッとしたまま、『醤油かけた卵焼き』という結論になってるかもしんないわけです。

そうすると「俺の食べたいものはこの世にはないのか」みたいな絶望を抱くわけです。


■だから、色んなものを知った方がいい。大人になったらば尚更。

つっても、日々の生活もありますし、年齢がそれなりになれば、社会的だったり家族的に求められる役割というのもありますから「パパは仕事辞めてきたぞ!明日から南極点を目指すんだ!」みたいな大冒険はなかなか出来ないわけです。
(たまにいますけどね、そういう方)


■でも、社会人続けながら行ける学校だってあるし、方向転換はいつでも出来る。

「大人になったな」と思ったら、改めて思い出してみることをオススメします。

何がしたかったんだっけ、と。