「これからどうなるか分からない。分からないけれど、あなたが言っていたから行ってみよう。行ったとしても、その意味は分からないままかもしれないけれど」
という坂本真綾さんの歌があります。
年の割に若い、と病院ですら言われる自分ですが、それでも35ともなれば、皺は増えますし、小さな傷の治りにくさに年を感じることが増えました。
また、同世代、先輩方、それどころか後輩たちの中にも「お先に失礼」と鬼籍に入られる方がちらほらと現れ始めて、自分もそろそろ死に様を考えねばな、と思ったりしています。
とはいえ、財産なんてもんはありませんので、遺書を書くほどじゃありませんが。
あと、一期一会の解釈がちょっと変わりましたね。
以前は「これで最後」と思って、ちょっとしたことは我慢して笑顔で別れるようにしてたんですけどね。
これだと、しばらくしてから「やっぱりちょっとアレは一言いいたい」とモヤモヤするんですよねえ。
なので、腹が立ったら腹が立った時にサッと怒るようになりました。
さっさと晴らして笑顔で別れるようにした所、素直に「また会える時があればいいな」と思えるようになりました。
ただ、怒るというのも、不慣れな方にはずいぶん難しいことで、ちょっと練習しました。癇癪起こすのとは違いますからねえ。
35にして改めて思うのは、自分の体、自分の心のままならなさです。
怒りたい時に怒り、笑いたい時に笑い、走りたい時に走り、跳びたい時に跳ぶ。
ただ、それだけのことなんですけどね。これが難しい。
「長生きするぜ!」と決めた所で、長生きできるかどうか分からないようなもんで。
ままならないことを受け入れる、受け止める、というのも、なかなか難しい。
なにはともあれ。
2016年を生きて迎えることが出来て、おめでとうございます。
迎えられなかった人たちもおりますが、まあ、控え席から我々の活躍を見といてもらいましょう。
なんなら、投げ銭、おひねりのひとつでも投げてくれるとありがたいんですけどね。
今年も、そんなことを期待して、空を眺めながら歩いていきます。
ひとつ、どうぞよろしくお願いいたします。
- アーティスト: 坂本真綾,Rasmus Faber,岩里祐穂,坂本慎太郎,鈴木祥子,大貫妙子,渡辺善太郎,h-wonder,内澤崇仁,河野伸,the band apart
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