「御社と、違う会社で、同じ要件だして相見積もり取ります」ってのは良い。
その結果、どっちが選ばれても恨みっこなしだ。
ただし、要件定義まで付き合わせておいて、定義書を他社に渡して「開発よろしく」ってのは、本当にNGなので、商慣習を知らない若い人は気をつけた方がいい。背中刺されるよ。
また、「御社では一千万の見積もりとなってますが、他社は900で出してきてますよ」みたいなのは、本当に最低だけど、これは若い人に限らず、オッサンでもやる。爺さん婆さんでもやる。シロガネーゼでもミラネーゼでもやる。
じゃあ、その『他社』にやってもらえや、と内心思われて流されるのがオチです。
あと、大手がよくいう「ベンダー(開発会社)なんて、御社じゃなくてもいくらだっているんだ(だから、奴隷同然でも我慢しろ)」というのは、嘘です。でも、嘘だってことに言ってる本人も気づいてなかったりする。
看板だけベンダーって掲げてる企業は多いけど、まっとうに役割と人員揃えて、開発やってる企業、となると、リピート客が多いので新規開拓に手が回らず、知名度はパッとしなかったりする。
なので「呼べば出てくる開発会社」ってのは、「呼べば出てくる」程度の技術力しかないし、ITの技術力って、『掛け算』なので、すごい所は同じ人数でとんでもなくすごいことをやってのけるし、ひどい所はいない方がマシ、というレベルだったりする。本当に。
自分がいま付き合ってる会社は、けっこういい所ではあるけれど。
偶然知り合わなかったら、ほんと、こんなとこどうやって探すんだよ、というぐらいマイナーです。
でも、たぶん、世の中そんなもんだと思う。