そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

めでたしめでたしにならない話。

 


パワハラやセクハラ、いやがらせ、残業強制(しかも無料)、理不尽な解雇などなど。

「社会に参加する」ということと「働くこと」というのは、全然イコールではないのですが、なぜかイコール扱いされてる日本において、この種の問題はめちゃくちゃ多いです。

 

■どうすればパワハラを避けられるのか。

 

とその前に、パワハラについて調べてみましょう。

 

■どのぐらい多いのか。

これってパワハラ?なくそう、職場のパワーハラスメント:政府広報オンライン

厚生労働省の労働局に寄せられた「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数は、平成14年度時点では約6,600件でしたが、10年後にはその7倍近い約46,000件にまで達しています。

現在もうなぎのぼり中です。

 

■どういった割合で発生しているのか。

パワーハラスメントを受けたことがあると回答した者は回答者全体の25.3%、パワーハラスメントを見たり、相談を受けたことがあると回答した者は回答者全体の28.2%、

 

おおよそ4人に1人がパワハラ被害者です。

ただ、重要なのは、そのあと「それを見たことがある」と答えてる人も、また4人に1人なのです。

 

■この割合、怪しい。

例えば、生徒が百人いる学校で「4人に1人がテストで満点を取った」という事態になった場合、「テストで満点を取った人を見たことがある」という率は、ほぼ100%に近くなると思います。

 

ところが、パワハラのケースではそうなっていません。

これは「パワハラを受けたり、見聞きするには、特定の条件がある」ということになります。

可能性として「パワハラが起きてるのは、特定の条件を満たす会社だけでは?」と自分は疑っています。

「その条件を満たした会社で働いている、または取引している人」が4人に1人いるのではないかな、と考えています(統計は勉強中なので、自信ないです)

 

■結局、パワハラを受けないようにするにはどうすればいいの?

「その条件を満たした会社」の「その条件」がなんであるかによります。

 

まず、「その上司がたまたまパワハラをする人であった」という場合。

そのまた上司、あるいは人事、あるいは経営者(取締役役員、社長など)に相談しましょう。

「その上司」が会社から見てもよろしくない、と判断された場合は、それなりの処分や注意が行くかと思います。

一度でパワハラが止まるかどうかは別として。

(一度で止まらない場合は、二度三度と相談する必要があります)

 

次に「会社全体がパワハラをする会社であった」という場合。

オラオラ系ワンマン社長とチンピラ子分たち

エネルギッシュな文化を持つ会社に多いです。

こういう企業では、パワハラを上司や人事に相談すると「なぜ、それを直接本人に伝えないんだ?」「その上司の言っていることは正しい。頑張れないあなたがどうかしてる」「あなたが仕事をきちんとすれば防げるのでは?」「そもそも告げ口なんて卑怯だ」などなど、相談した人が致命的な精神ダメージを負うようなことを言ってくることが多々あります。

逃げて!いますぐ逃げて!

 

■戦う方法はないの?

あります。


ただし、戦った所で得なことはないです。

長い長い交渉合戦、裁判合戦のあとで、損害賠償を勝ち取っても、負った精神ダメージに比べれば、微々たるものです。

熱湯を頭からぶっかけられてヤケドしまくった後で「ただのお湯で良かったね。コーヒーだったら染み抜きが大変だったよ」と言われるようなもんです。

 

また、働いている自身の名前が有名になると転職に不利に働いたりすることもあります。全般的にメリットは少なく、デメリットは多いです。

客観的には「得ないから、さっさと辞めて次いこう」です。

 

■戦うことに意味はないの?

あります。


まず、「その問題を避けなかった」という意識は、当人にとってとても価値のある経験になります。精神論ですけどね。

例えば、中学高校で、スポーツ系の部活をしていた人は多いと思います。

スポーツの多くは他者との競争です。そして競争である以上、敗者は確実に存在しますし、少なくとも、大会の優勝者以外は全員、敗北の挫折を味わっています。

けれど、学校を卒業して「あれは良い経験だった」「あの経験が背中を支えてくれた」というコメントをする方は大勢います。

 

このへん、(推薦を除く)有名大学合格率と部活経験者の比率とかを出してくんないかな、と思ったりするんですが、どうなんでしょうか、教育関係の方。

 

■戦った挙句に負けて、メンタル病んでどうしようもなくなったら?

まずは心療内科へ。

 

心療内科を選ぶ時は「変に有名なとこ」は避けるのが基本です。

医者もそうですし、カウンセラーもそうですけど、基本的に「必要なければ一生会う必要のない仕事」です。

「感謝が欲しくてやってるわけじゃない!」という方々が日夜、働いている業界です。

 

なので、「やたらテレビに出て先生扱いされてコメントしてる」とか「公式サイトで先生の名前が妙に目立つ」などなどは、避ける方が吉です。

じゃあ、無名ならいいのか、というと、、、本当にハズレだから誰も行かない、ということもあるので、難しい所です。

 

■お前は何もせえへんのかい。

お、お薦め映画ぐらいなら紹介しますよ。

 

■なによりも。

 

まず、あなたが無事に生き残ってください。無理ダメ、絶対。

社会的正義やなんのかんのは、それからです。

 

争っちゃダメ。

潰すなら、一方的に安全な立場から、周到に準備して狙い撃ちしてください。