そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

クルンボルツさんのやつ。

人生は運よりも、運の運用方法に大きく左右される - 分裂勘違い君劇場の別館

クルンボルツ先生が「いつ運が転がりこんでくるか分からんのだから、キャリアプランなんて無駄だ、幸せのために全てを捨てる覚悟を持て」という説を唱えてるので、興味あればどうぞ。

2016/07/03 10:00


 とコメントで書いた説は、この本のことです。

その幸運は偶然ではないんです!

その幸運は偶然ではないんです!

 

 

日本で「キャリア」といえば、未だに「エリートクラス」を意味する言葉ですが、アメリカでは元々の「career(経歴)」という意味で、『(誰かの)子ども』から始まる社会における役割を指します。

日本でも中学生が地域の仕事を体験学習するように、若い内から『将来の自分の役割』を意識するように教育する「キャリア教育」が進められています。

 

『将来なりたいものを見つけ、それに向けて、計画を立てて、一歩ずつ着実に向かう』

 

日本の親御さんが、子どもに期待する理想像のひとつがコレです。

 

じゃあ、例えば「高校在学中だけど、彼氏とセックスしたら子どもができちゃった」と娘が言ったらどうなるんでしょう。

あるいは「大学に行かずにEXILEに入る予定だったけど、4,5年経っても、EXILEのオーディションに受からない」と息子が言い出せばどうなるでしょう。

 

ほかにもこんなのがあります。

・30までに結婚する予定だったけど、できてない

・20までに恋人を作る予定だったけど、できてない

・25までに年収500超える以下同文

・50までに貯金以下同文

 

プラン通りに行かないことなんて山ほどある。

 

それに対し、キャリア教育を、長年研究してきたクルンボルツさんは「もしや計画立てても意味がないのでは」と仮説を打ち出し、実際に、「今の人生に満足している人」たちにインタビューをして回りました。

その結果が、紹介した本に記されています。

 

18歳で思い描いた10年後の姿にたどり着ける人は滅多にいません。

けれど、辿りつけなかった人たちが不幸せとは限らない。

 

アンパンマンの歌にもあります。

「君は何が幸せ? 何をして喜ぶ?」

そんなもん、『それ』が目の前にくるまで、誰も分かりません。

iPhoneを触るまで、誰一人としてiPhoneの便利さに気づかなかったように。

 

そのiPhoneに、幸せの予感を感じたのなら、翌日が仕事であっても、アップルストアの徹夜列に並んだ方がいい。

そういう話です。

ビッグウェーブには乗った方がいい。

例え、自分以外の人にビッグウェーブが見えてなかったとしても、自分に見えているなら、それはビッグウェーブなんです。

 

ただ、モヒカンにするのはお薦めしないです。会議室に入る時につっかえると思うので。