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そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

お金をもらうのはお金をもらう側のお仕事。

例えば、蹴っ飛ばせば缶ジュースを出してくれる自動販売機があったとする。

いい具合に、ある一定の角度で、ここぞ、という場所を蹴っ飛ばす。

すると、ガランガランと2,3本ジュースを出してくれる。

 

さて、この自動販売機にお金をいれますか。

 

道徳に照らし合わせれば「タダで物をもらうのはよくない」ので、お金を払うのが正しいこととされます。

なのでまじめな人は、きちんとお金をいれるでしょう。

しかし、そんな不具合のある機械ですからお釣りを間違えるかもしれません。

500円玉の代わりに50円玉を出して「お釣り払いましたよ」と表情ひとつ変えずに言うかもしれません。なんせ自販機ですから。

 

そうなった時は、自販機の管理をしている人に連絡を取るのが筋です。

そして「これこれこういう事情でお釣りを間違われたんだ」と説明するのが筋でしょう。

しかし、それが本当かどうかは、どうやって誰が判断するんでしょうか。

管理人がまじめな方であれば「すいませんすいません」と450円を払ってくれるでしょう。

 

はー、よかったよかった。

本当に?

 

管理人はまじめな方ですから、自販機の中のお金を計算して、勘定が合わないことにも気づくはずです。

不正されていることに気づいた管理人はどうすればいいんでしょうか。

自販機を替える?

替えるにもお金がかかります。

そして、替えたあとの自販機が正しく動くかどうかの保証って誰がしてくれるんでしょうか。

そうだ、自販機メーカーに文句を言えばいい。

 

というわけで、管理人は自販機メーカーに苦情を言います。

「これこれこういう事情で、これでは商売にならない。交換してくれ」と。

自販機メーカーの人がまじめな方であれば、「すいませんすいません」と自販機を引き取って、新しいものを設置します。

 

あー、よかったよかった。

本当に?

 

自販機メーカーの人はまじめですから、何が悪かったのかと引き取った自販機を調べます。

そして、無数の蹴り跡に気づきます。

「蹴ったから壊れたのでは?」

とはいえ、誰が蹴ったのかは分かりません。

仕方がないので、自販機メーカーの人は、次作る自販機の売値にそっくりそのまま蹴って壊れた自販機の代金も足しました。

 

これで、全員が損をせず終わりました。

めでたしめでたし。