そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

FF7リメイクの出来がよい

 

体験版は戦闘メインだったので 「ふーん、FF15をベースにして作り直したのね」ぐらいの感想だったんですよ。なんなら「FF15よりストレス溜まりそうな戦闘だな」ぐらいの温度感低めの感想でした。(FF15は敵に囲まれてもワープで逃げれたからね)

 

ところが、どっこい。

 

本編を、奥さんが遊ぶのを隣で見てたんですけど、街の景色や作りがとても良い。

かつて、プレイステーションのポリゴンかくかくの世界を、想像で補っていたあの世界を、映画のような実写感覚で作り直されてました。

例えば、主人公が味方するテロリスト集団アバランチは、メンバーがスラム街の一角に住んでるんですけど、プレイステーションの頃は「なんか暗い街」という表現しかされてなかったんですよ。『暗い街』を見て、きっと汚いんだろうな、みたいな想像をするしかなかったわけです。

その『暗い街』が、ちゃんと汚い街として描かれている。ポイ捨てされてるタバコもあるし、駅前に屋台が出てるんだけど、その屋台もちゃんと汚い。「ここで食べるのはとっとな」と思ってしまう屋台がきちんと描かれていて、そのそばに「やっぱここの唐揚げは最高!」みたいなことを叫んでる客がいる。(通り過ぎるだけで声が聞こえる)

高田馬場を治安悪くしたような街が描かれていて、その街でこの人達は当たり前に暮らしてるんだな、と思える。

 

これは、すごいリメイクだ!!と感じました。

 

一時期、スクウェアが映画だ映画だと映画化に乗り出して、大ゴケしたことがあったんですけどね。

 

FF7リメイクは、映画を超えたゲーム化なんじゃないかな、とちょっと思いました。

 

だって映画だと「ここの唐揚げ最高!」って叫び声が聞こえても、誰が叫んでるかまでは分かんないんですよ。

でもゲームだと、なんか叫んでる人がいる、なんて叫んでるんだろう、聞いてみよう、て近づいていけるわけですよ。

 

ほんと、うろうろしてるだけで楽しいゲームです。