そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

我が家のねこたちの場合

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うちの猫たちは元保護猫です。

猫シェルター施設で、数多く並ぶケージの中で、姉妹そろって鳴きもせず、愛想も振りまかず、施設の方に「この子たちは最後まで人になつかないかもしれないですが」と言われた二人をもらいました。

 

自分は、もともと猫好きではありません。もっと言えば動物好きでもない。

田舎育ちだったので、動物とは比較的近い距離感で育ちましたが「害獣」として認識するように育てられましたし、それで困ったことも特にありませんでした。

それでも猫を飼ってみようと思ったのは、当時「愛を教育できるか」というテーマを自身に課していたからです。ひらたく言えば「もし、文化習慣が全く違う宇宙人が目の前に現れたとして、仲良くできるのか」です。

 

そんなテーマを掲げた我が家に猫たちがきて7年が経ちました。

「猫たちは好きですか」と尋ねられると答えに詰まります。

毎日、ごはんとトイレと部屋の掃除はしています。たまに撫でたりもします。抱っこは嫌うのでやりません。

 

でも、自分がソファに座ってると、猫たちもソファに登り、自分を見たり、寝ていたりします。特に何かを要求したりはしません。この時間が好きなんだと思います。

そして、自分もこの時間は好きです。

 

たぶん、猫たちは、日本人よりも空気でなにかを伝えるのが得意です。近寄ったり離れたり、鳴いたりすり寄ったりするのは、愛情を表現する表現でしかない。

愛情があるかどうかは、もっと幅広い方法で探れるのではないかなあ。