ちょっと気になったので、書く。
内容については、どっちが良い悪いってのは、外野からはわかんないので、さておく。
自分が気になったのは「フォロワー数のノルマ」という点。
・フォロワー数って、野次馬とファンと信者の合計数だから当てにならんよ。
・信者の数は、イイネやRT数やリプなどのリアクションの数で分かるよ。
・ノルマを設定するなら「週あたりの投稿数」だけにして、その上で、品質評価を「リアクションの数」で図るのが妥当だと思うよ。
・投稿を続けて、品質をあげていった結果としてフォロワー数が増えていくのが理想であって、フォロワー数だけをノルマにすると「フォロワーを金で買う」が最適解になるよ。
・フォロワー数は10万だけど、ツイートにイイネが毎回50しかつかない。そして関係スタッフも50人だ。不思議な偶然ってあるんだね、みたいな運用状況になりたいですか。
言いたいことは以上です。
あとは蛇足。
インフルエンサーがテレビに出演する際「Twitter、Instagram、Facebookのフォロワー合計1千万人!」みたいなキャッチがつく。
んなもん、同じ人が3媒体をフォローしてんだから実質3分の1やろ、と思うけど、アレがまかり通る程度には『フォロワー』という数字は世間への説得力を持っているのだと思う。
彼らに宣伝を依頼する時の広告料だって、フォロワー数を加味して計算される。
だから、SNSを運用する際に「フォロワー数を増やすことを目的としましょう」とするのは正しい、、、だろうか。
自分は正しくないと思う。
SNSでアカウントを作って日々、ちょこちょこと投稿して増やしたいのは、ファンだけではない。どちらかといえば信者を増やしたい。
イメージとしてはこんな感じ。
中央を投稿する本人として。
ファンはすぐ増えるけど、すぐ離れる。
信者はなかなか増えないけど、なかなか離れない。
(ホントは、ファンは、『野次馬』と『ファン』に分けられるけど、分けると『野次馬』はめっちゃ怒るので、ひとまとまりで『ファン』と呼称する)
SNS運用で増やしたいのは信者です。
信者は本人が「怪しいツボ買って」といえば買ってくれるし、「信じて」といえば信じてくれます。ドキンちゃんを前にしたバイキンマン並の理性です。
ファンは「そんなこと言う人とは思いませんでした。ファンやめます」と去っていきます。
信者は『本人』に好意を持っているので、本人に認知されたいし、本人からの反応を欲しがります。(「認知されたくない」というタイプもいるけど、そのタイプはデータ上ではファンと区別つかないのでスルーすることが多いです)
だから、RTやイイネをしてくれたり、リプライをくれます。何かしらのリアクションをくれます。
そのリアクションこそが「愛されているアカウント」の証明ではなかろうか。