ゴーストオブツシマをプレイし、クリアした。
日本史における蒙古襲来で、全滅させられた対馬軍の生き残りの侍が島を占拠した蒙古軍を倒すために、名誉を重んじる正面対決だけでなく、勝つためには闇討ちも辞さないダークヒーローになる、という物語です。
この物語の途中で「安達政子」という女性が仲間として登場する。
武家の生まれで、武家に嫁ぎ、武家で子を生んで育てたおばあちゃんです。
これがまあ、強いのなんの。
全体的に暗い世界観の中でも、トップクラスで戦う動機が重たいせいか、狂気を感じる凶暴さで、すぐ「斬る!」「殺してから考えればよい!」と言い出します。
発売してすぐに「政子バーサーカー」というワードが、トレンド入りするほど。
この政子おばあちゃんですが、物語の途中で、主人公と戦う場面があります。
この場面が個人的には要らなかった。すごく要らなかった。
主人公(=プレイヤー)は対馬を実質一人で救う最強の戦士です。
戦いとなれば、勝たねばなりません。
でも、プレイヤーの自分としては、倒したくないんですよ。
防御をしながら、あちこち逃げ回って「これ、倒さなきゃいけないの?ほんとに?なんで?」と5分ぐらいウロウロしてました。
これが演出であることを期待して。
時間が経てば、なにかが起きて戦いが終わるんじゃなかろうか、と期待して。
でも、何も起きそうになく、仕方なく戦って倒しました。
すごく嫌な気持ちになりました。
敵味方に分かれる事情はわかるんだけども。
仲間と戦うのは嫌だなあ、としみじみ思ったプレイの感想です。