最近、じゃりン子チエを読んでいる。
主人公の父親であるテツは話があると定食屋につれていき、天丼を頼む。話がなくても、小腹がすけば天丼を食う。「最近食欲がない」という知人の相談ごとに対しても天丼を食いに誘って、「食わんのやったら」と相手の天丼を食う。
おかげで、天丼が食べたくなってしまった。
というわけで、今日の昼飯は、そば屋に行って天丼を食べた。
うまかったけど、タレが濃くて関東の味だった。
■そういえば、天とじ丼をあまり見かけない。
あまり東京では好まれないのだろうか。
サラリーマン御用達な感じの店でたまに見かけたけれど、家族向けの店では、あまり一般的ではないのだろうか。
あるいは時代性の問題か。
自分が子どもの頃は、天丼と言えば天とじ丼だった。
天ぷらを卵でとじて、ご飯の上にかける。
揚げもののサクサク感はほとんどなくなるが、それはカツとじ丼も同じ話だ。
自分からすると、ソースカツ丼などは「米の上にカツを乗せただけじゃないか」と思ってしまう。なので、あまり好んで選ばない。
天丼も同じ話で、天ぷらにタレをかけてあるだけなので、「これ乗せる意味ある?」とか思ってしまう。
分けて食べても同じではないか。
などと思ったので、今度、天ぷらを買って、卵でとじてみよう、と思う。