- 作者: 森恒二
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/01/29
- メディア: コミック
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「暴力反対」という言葉を聞く度に思う。なんて暴力的な言葉だろう。
「暴力はいけません」
そんな寝言を信じる優しい子供は殴られ、うつむき耐える。
「暴力はいけません」
そんな事を言うのなら、殴られない世界を作れ。
世界を作ろうともせずに、簡単に、まるで言えば願いが叶うかのように言うな。
もしも言葉が通じないなら、殴ったり蹴ったりという行為も必要になる。
それは悪いことかもしれないけれど、必要な事。
我慢して我慢して、最後には薬を飲んだり、手首を切ったりするのなら、
誰かを殴ってやり過ごしてほしいなあ、と思う。
生きてれば殴った事を謝る機会はいくらでもあるから。
生きてれば「あん時は」と思い出話にする事も出来るから。
死にたがる人に言いたい。
もっと自由に生きればいい。
家族なんて捨ててもいい。
子供だって捨ててもいい。
殺すよりよっぽどいい。
誰かの命を奪ったり、自分の命を奪ったりしなければそれでいい。
それに比べれば、殴る蹴るなんてのは、とても軽いものだと思う。
もし、すでに誰かの命を奪ったのなら、それもいつか許される日がくるから。
別の世界になんて行かなくてもいい。ここにいればいい。
まあ、無責任な言葉なんだけどね。
出来れば、生きてください。