読み物や音楽など形のないモノとのつながりは希薄なので
形のあるモノ、例えばキーホルダーやタオルなどが欲しくなる
ここにある何かがほんとにあるか不安だから皮膚に墨で刻んじゃえ、みたいなのも類似だと思ってる
見えないモノが怖いから見えるものに変換しようとする
変換できている、と思うことで不安は減る
反面。
形あるモノは誰でも触れることができる
ハサミが置いてあれば誰だって使うことができる
「よくも私のハサミを使ったな!許さん!」
みたいな怒り方をする人はあんまりいない
誰にでも使える
だから関係を感じるために誰にも使えないモノがほしくなる
谷川俊太郎さんの本で(たしかほぼ日が出したと思う)
「我が子が死の概念を知ったようで『死ぬのが怖い』と泣きます、なんと答えれば良いでしょうか」
みたいな質問があり
「『怖いね』と言って一緒に泣いてあげてください。泣きつかれたら温かいミルクを一緒に飲むといいです」
というのがある
一緒に泣くのは形のないモノで
温かいミルクは形のあるモノだ
両方あるといいよね
という話