引継ぎの新人さんがきた。
初日から「じゃあ、あとは任せた」と丸投げされたので、順序立てて説明をした。
流れを30分ほど解説した時点で顔色が悪くなっていたので、声をかけたら「スケジュール、ハードじゃないですか?」と質問が飛んできた。
だよねえ。だからオレは辞めるんだよ。
要領よくやってくれ。検討を祈る。
それでもダメだった時は連絡をくれ。
酒でもおごろう。
と応えておいた。
うまくいくかどうかはスキル云々よりも個人の資質によるからなあ。
資質とは、ありていに言えば性格や外見等々。
愛想が良ければ、多少仕事が出来ずとも周りがフォローするしな。
■多重構造的な美しさ。
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ヴィクトリアンのイギリスにおけるメイドと貴族のお話。
漫画版も好きだったけどアニメ版もいいなあ。
この作品で何より好きなのは、中年や年寄りが多いこと。
まだまだ医療も未発達で、そこにイギリス流の見栄っ張りが加われば「死んでも胸を張って生きろ」になるわけで。
労働者も貴族も、それぞれが誇り高く、失ったものや過ぎた日の思い出を大事に生きている。
もちろんこれはフィクションであるし、実際はもっとひどい話もあったのだろうけど。
一番好きなシーンは、ケリーが貴族御用達の家庭教師として生きて、そして引退する時に、文字も読めないみすぼらしい雑役の孤児を拾うとこ。
「教育ってものが、どれほどのものか知りたい」
と全てを教え込む決意を固めて引き取る。
それは決して同情なんかではなく。
引退する時ですら、前向き。
やっぱりかっこいい。
■今日の猫。
餌入れを手にして、鼻先に近づけたらカリカリと食べてた。
手の平のものを食べたわけじゃないから、ちょっとアレだけども。
オレが持ったトレイのまま、食べきった。
ただ、もう1匹は我関せずと離れた場所で座っていたので、どうしたもんか、と思いつつ、いつもの場所に餌入れを置いたら、ちゃんと食べ始めた。
エラいのは、先に食べ終わった猫が、手を出さなかったこと。
相変わらず、餌の取り合いだけはしない。
良いなあ。