気圧の上がり下がりが激しいと頭が痛くなる体質になってしまった。
うーん、歳か。
まあ、気圧の上がり下がりで髪の毛がチリチリになる、とかじゃなかっただけマシか。
■たんぽぽラーメン。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
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伊丹十三監督作品を一本を見たことなかったので。
まずはお試しで分かりやすそうなやつから見ました。
なんだろう。
たんぽぽラーメンの話がメインなんだけど、全然関係ない作品も混じってる短篇集みたいな作品群。
ただ、一つ一つがきちんと迫力があって面白いので、巨匠相手に言い方悪いかもだけど、有望な新人漫画家の初の短篇集を読んだような気分。
■人生観変わるよー、的なアレ。
インドのガンジスで泳いだとか、貧困層の子供見た、とかとか。
まあ、そういう人はそれでいいんだろうけどねえ。
自分の宗教観で言えば、自分探しや世界への認識を改めるには、まずは自分自身の中にある疑問や理不尽と向き合うことであり、それと向き合い続けることでしか改めることは出来ないと思う。
それにガンジスで人生観が変わったとしても、その「変わった後の人生観」が最適解というわけではない。
で、あれば、その瞬間から「ガンジスで泳いで変わった人生観」はどんどん古くなっていくんですよ。
だって、ガンジスで泳いだって、ガンジスに住むわけにはいかないでしょう。
更新のない人生観なんて、30歳過ぎても価値観が高校生の頃のまんま、みたいなもんで、けっこうアレですよ。
人生観なんて、これからいくらでも変わる、ってのにさ。
外の世界から受け取る変化なんてのは、自分の内側にある矛盾の嵐に比べれば、些細な変化ですよ。
もちろん、その矛盾をなだめる為の道具として外の世界を使うのは良いと思いますけどね。
ストレス発散にうまいもの食べたり、ショッピングしたり、ね。
でも「何かを買わねばならない」と思いながらモールを訪れたって、楽しくはないでしょう。
「人生観を変えるにはガンジスに行かねば」なんて道具そのものを目的にしちゃいけませんぜ。
■今日の猫。
そんなに寒くないはずなのに、布団の上にちょこんと二匹揃って寝ていた。
しかも熟睡ぎみで。
良いなあ。
でも、餌の音で飛び上がって喜んでた。
君等の人生観を聞いてみたいもんだな。