そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

いまだに「おかしい」と思うのが。

 
90年代に「ヤンキー版ドラゴンボール」として親しまれたと一部で噂されている「押忍!!空手部」における1シーンで。
 

(一巻の表紙は完全にギャグ漫画のソレです)
 
超人的に強くなっていく主人公(男)に比べて「せんぱーい!」と後ろをついていくだけの腰巾着の後輩(男)が「僕は先輩のお荷物にしかなってない。空手を学んでる意味がない」と凹んでしまう話で。
 
主人公に恨みを持つチンピラ達に、後輩が捕まってしまい「こいつがどうなってもいいのかー」とお決まりのセリフを吐きながら主人公をボコボコとタコ殴り。
 
タコ殴りにされながらも、主人公は口の動きだけで後輩に何度も伝えます。
「え・ん・ぴ」と。
 
「えんぴ? そうか!」
気づいた後輩は捕まえていた男に肘打ちで反撃して逃げ出し、主人公大暴れでチンピラたち一網打尽。
 
「『えんぴ』は空手で肘打ちのこと!そうか、僕も空手をやってて意味があったんだ!」とキレイっぽいオチでまとまるのですが。
 
。。。普通に「肘」って言った方が早いやろ。
 
小学校の頃に読んで以来、ずっとモヤモヤしている事です。
 
■なぜ「ヤンキー版ドラゴンボール」とか言われてるか。
 
まあ、言ってるの自分だけなんですが。
(「読んでた」という人もあまり見かけないし「好きだった」という人はもっと見かけない)
 
だって、連載開始当初は大阪によくあるヤンキー高校の空手部のヤンチャな日常だったのに、だんだんケンカシーンがエスカレートしていって、大阪ナンバーワン決定戦だとか、大阪の不良たちを代表する『大阪魂』の座を奪い合う話になったりだとか。
 
主人公が一撃で相手を殺してしまうかもしれない『発勁』を覚えたりだとか。
 
しまいには大阪から飛び出して東京に行き、東京四天王と戦ったり、相手に触れずに気の力で倒す百歩神拳を覚えたり、警察に捕まったかと思ったら島流しにあってしまって、同じく島流しにあった凶悪犯たちと派閥を争ったり。
 
島にいる無数の虫たちを自由に操る、という登場時はグロ恐ろしかった蟲使いが、殺虫剤を手に入れたライバル達にズタボロにされたり。
(笑うところじゃないんだよ、これが)
 
更に「ケンカが強いやつが強いんじゃねえ」とエグい脅迫とか政治パワーを使うヤクザの方が怖い扱いとなってたりして、それ言っちゃったら今までの戦いが全部水の泡に、っていう。
 
まあ、そんな漫画です。
書いてたら久しぶりに読みたくなってきた。
 
■今日の猫。
 
勉強してたら、足のツメを舐められてゾワゾワッとなるなど。
 
足はやめれ。