そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

四畳半神話大系、読みかけ。

 
通勤途中に読もうと思って買ってみたものの、中村佑介の表紙絵一本釣りではないのかと怪しきは疑えを生きがいとする賢明なる私は本当に面白いのかどうか分からなかったので、先ほど冒頭数ページを読んでみた。
なんだこれは面白いではないか。
文字がびっしり書いてあるタイプの小説で、個人的にそういうタイプはニートとか無職とかプータローとかそういう心穏やかなる時にこそ読むべきであり、就業前の荒んだ緊張状態で読むような本では決してない。のだが、読んでみるとスルスルと読みやすく、やるな森見、と見たこともない作者に対して敬意を持ってしまうぐらいに読みやすい。
しかし、あれだけアニメ版にはハマっておいて、なぜ今まで小説版に手を出さなかったのかと言えば、単純に話の単調さと淡々とナレーションがつづられるアニメのあの内容を全て文章で見せつけられるのは真っ平御免と思っていたのであり、その点に関しては自分が確実な阿呆であった事実は否めない。
しかし、人は反省する生き物であり、反省からのみ進歩が生まれる生き物であるが故に、今後はこのようなことがないよう責任者に謝罪させるのでどうか平にご容赦いただきたい。
 
責任者はどこだ!
 

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)