久々にトピックを見かけた。
- 作者: ドロシー・ローノルト,レイチャルハリス,Dorothy Law Nolte,Rachel Harris,石井千春
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/09
- メディア: 文庫
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原著はかなり古い本で、自分も10年ぐらい前に読んだ。
まあ、子育て当事者からすれば、難癖もつけたくなる内容だと思う。
(当時の自分も疑問をもったぐらいだし)
■『褒められて育った子は、明るくなる』
褒められれば自信がつく。自信を持てば明るくなる。
しかし、明るければいいのか。
例えば、マナーを守らない人たち。
それもコソコソではなく、堂々とぶっちぎりで守らないタイプの人たち。
電車内であろうと平気で携帯を使うし、他人を傷つけることも平気でする。
彼らの親御さん達には悪いけれど、少なくとも自分の親類縁者にはいてほしくないな、と思ってしまう。
でも、そういう人達って明るいよね。
それって、子育てがうまくいった例なんだろうか。
■褒めるにはタイミングが重要。
よく言われる話で。
すべての動物は得をする方向へ進むように出来ている。
餌が少ないより多い方、不安な場所より安心できる場所。
褒められない行動よりは、褒められる行動を取る。
ただ、結果を褒めてはいけないし、けなしてもいけない。
行動を褒める。
きれいにしたことを褒めるのではなく、掃除をしたことを褒める。
仮に最初は下手だったとしても繰り返す内に、上手になる。
上手になった時には、うまくできたことではなく、それを見て自分がどう喜んだのかを伝えるといい。
「掃除してくれたの? 助かるわー。すごく嬉しい」等々。
『できた』ことを褒めると、他の『できない』ことを恥ずかしがって、やろうとしなくなる。
まあ、子供相手なら普通のことだわね。
■じゃあ、なぜ、この『普通』が出来ないのか。
親の行動を褒める人がいないからよね。
というのが、この本には書いてありました。
そういう本です。
子供にかけるんじゃなくて、子育て中の大人にかける魔法の言葉です。
やー、実際ね。
このご時世で子育てなんて、難易度ハードだし、キツイと思いますよ。
それでも、子供を捨てずに頑張ってるでしょ。
偉いもんだと思いますよ。
自分なんて、猫相手ですらたまに殺意覚えますもん。
■今日の猫。
そのせいか分からないけど、ビビは一度、餌を食うタイミングを逃すと、ずっとおどおどビクビクして食いたがらないんだよな。
そしてララがその餌を狙うので「お前はもういいから」と頭をワシャワシャして遠ざける。
根気。根気。