そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

夢の終わりに。


「漫画家を目指した俺が崩壊するまでを粛々と語る」
http://hamusoku.com/archives/3578070.html


読む時間の無い人にざっくり内容を説明すると。
この先はネタバレです。







『8年かけて漫画家を目指したけれど、才能がなくて漫画家にはなれず、漫画家である彼女とは別れた』ってな話。
漫画家になるのがどれほど大変か、ってのは自分には分からない。
漫画を描いた事もないし、なろうと思ったことすらないから。
でも、この話の内容からは「どうしても漫画家にならなければならない」という意思は見えない。
『皆がいて、一人ぼっちじゃない事が嬉しい楽しい』というのなら、漫画家である必要はない。それは単なる手段だ。
彼女は漫画家だったけれど、彼氏に漫画家である事を望んだような事は書いていない。
8年がんばってダメだった経験は無駄じゃない。
というか、無駄じゃなくする為にも、彼女の漫画家生活をサポートすりゃ良かったんじゃないかな、と素人考えで思う。
ブラックな現場で1年耐えたんだから、スキル的には出来たんじゃないかな。


ちなみに女性の心理としては「自分と付き合ってるせいで、彼氏が卑屈になる」というのは、かなり嫌だそうな。
確かに「自分なんかと付き合ってていいの?」とか言われたらイラッとするし、言われなくても態度で分かったら意味ないよなあ。


■ここからは自分の話。
自分も小説を書いている。
昨日、とある人生の先輩から「書けるとこから書いていけばいい」とアドバイスをいただいたので、いいかげんにしてたプロットをきちんと詰めて、書きやすい章から書くようにした。
うまくいくかどうかは分からないけど、うまくいけばいいと思ってる。


自分はやりたい事が結構ある。
子育てしてみたいし、かわいい女と結婚したいし、温かい家庭も作りたい。
そういう普通の事がしたいんだけど、今のご時世、これらは普通の事じゃない。
だから、早々にレールを脱線して、自分なりに考えて今に至る。
小説を書くことも金を稼ぐ為の手段でしかない。
自分より奥さんの方が金を稼げるなら、それはそれでいいと思うし、ためらう事なく主夫になる。
また奥さんが在宅で稼ぐタイプの仕事なら、会社を立てて経理で電卓をパチパチ弾くだろう。
そうする為のスキルやキャリアはある。


■まとめ。
「本屋に自分の小説が並んだらいいだろうな」とは自分でも思う。
ちょっとした夢だ。
でも、夢は一つでなきゃいけない、なんて法則はない。
壁に飾る絵画のようなもんで、一枚で物足りないなら二枚、三枚と探して飾ればいい。
百枚飾ってどれもこれもどうしようもない出来だったとしても、そこは自分のギャラリーですよ。
胸を張ってお客さんを迎えようじゃありませんか。


漫画家の夢敗れた彼にも、いつかそう思える日がくればいいと思う。