焦る焦る。
やりたい事が山ほど、でも、どれも手につかず、Xbox360の電源を入れてたりする。
まずいまずい。
焦った気持ちでゲームケースのラベルを見ても、どれも目に入ってこない。
「そうじゃないだろう。お前がやりたいのは、これじゃないだろう」
何かやらねば。何かやりたい。
自室のうず高く積んだ経済関係の本にイラついて、顔をしかめながら足を伸ばして蹴っ飛ばす。
散らばった本の一番下に大塚英志の「物語の体操」があった。
そうだったなあ。これ、読みたかったんだよなあ。
「でも、これ読んでから」って経済書を積んで、そのままになってたなあ。
自分の恩師の言葉を思い出します。
「やりたい事の一歩先の目標に向けて、今出来る事をやれ」
同世代が絵本を出版した。ゲーム会社の一線で働いてる。漫画デビューした。
売り出し中の新人作家は、自分よりも年下だ。
リーダーの年齢を聞いたら、自分より年下だ。
焦る。焦る。
でも、大丈夫。出来る事を一歩ずつやっていけばいい。
サイコロの出目と一緒だ。
最初は理不尽に感じても、トータルで考えれば出目の確率は絶対だ。
問題は、出目が来た時に、構えていられるか、って事だ。
絶望してる暇はない。多分。