そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

法律ってなーに?


法律とはルールの事。
常に多数派によって作られ、世の中に合わせて流動的に変化していくもの。
だと思ってます。


「魔女で無いというのなら証拠を見せろ!」
と、中世の魔女狩りの理不尽さを物語る言葉があります。
これを異端審問と銘打って執り行った教会ってひどいよな、と教会のせいにされがちですが、自分は当時の社会全体の責任だと思います。


女性一人が異端審問された時、何故、その村の人全員が「いや、その人は魔女じゃない!」と言ってあげなかったんでしょう。
「というか、魔女なんていなくね?」と誰もつっこまなかったんでしょうか。


結局、そういう事です。
「理不尽な話だけど、しょうがないよね」と多数派が言ったから、魔女狩りは続けられたわけです。


まあ、魔女狩りとして引っ張られたのも、村の中で孤立してた人がほとんどだったそうですから、結局、マイノリティは狩られる運命なんだろうな、というのが歴史からも分かります。


なんというか、あれですね。
オタクを捕まえて「お前が犯罪を起こさないという証拠を見せてみろ!」って言うようなもんですね。
最近増えてるみたいですね。


だから、法律を盾にした論理というのは、多数派の意見であっさりと覆ったりします。
そういうもんですから。


裁くのは人間です。法律を元にして裁きますが、やはり人間ですから。
多数の人間に「右だ!」と言われると、ついつい右を選んでしまうものです。