アイドルでも映画でもアニメでも漫画でも。
チープさ(ダサさ)、ってのが必要だと思う。
完璧なものだと芸術になってしまう。
でも「出来る限り多くの人に」と思うと芸術は向かない。
エンターテイメントでなきゃしんどい。
というわけで、チープさが必要なんだと思う。
ダサければ、誰もが「ダサい」とツッコミを入れる。
その声に反応して他の人も見る。そしてまた「ダサい」と言う。
十年前。
ダンスダンスレボリューションが全盛期の頃。
ゲーセンに行けばミニスカの女の子がパンツ見せながら踊ってた。
男は自分も含めて、皆、それを見てた。
でも、今、思い返すとどんなパンツだったのか、どんな女の子だったのかさっぱり覚えてないし、くだらなかったなあ、と思う。
ただ、ぽっちゃりと呼ぶにはちょっとキツい、古き良きアキバ系丸出しの格好をした小汚い男性がものすごい華麗なステップを踏んで踊っていたのは覚えている。
あのダサい背中は、いまだに覚えてる。
ダサかわいい。
それが最近、仕事で気をつけている事。
