そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

日本語の? 授業。

 
「今日は表とかグラフを教えてください」
 
はい?
 
聞いてみると、勤めている会社のルーチンワークを全社的に効率化を計りたいそうで、その前段階としてデータを表やグラフにまとめたいらしい。
ふむ、なるほど。
 
一応、軽く「難しいと思いますよ」「未経験の人ならまず簡単な箇所から始めないと」という説明はしたんだけど、聞き入れられず。
とりあえず「相談にのる」という形で、次回に持ち越したけど、ホントに出来るのかなあ。
 
■そう見えるみたいよ。
 
絵を描く人の労力は、絵を描かない人には見えない。
文章を書く人の労力は、文章を書かない人には見えない。
webサイトを作る人の……
プログラムを作る人の……
 
なにごともそうなんだろう。
 
だから、関係ない人に限って気軽に言うのだ。
 
■「短い文章だから簡単でしょ」
 
その理屈で言えば、コピーライターの商売はなりたたんぞ。
 
短いからこそ、文法の正しさや、あえて用いる正しくなさ、言葉の選び方、語尾ひとつ、てにをはひとつひとつに、力を注ぐんだ。
 
たった100文字であっても、そこに当てはまる言葉、万を超す可能性の中から、100文字に絞ってるんだよ。
 
そうでなきゃ、言葉で金など取れるものか。
 
■とはいったものの。
 
自分がそう見られて傷つき、「自分も他人をそう見ていたのだ」と体験するまで、話を聞いたところで実感はないだろう。
 
今のところは、若い、ということにしておこう。
 
■今日の猫。
 
帰って、ふうやれやれと休んでいたら「ごはんまだー?」と甘えてきた。
 
こういう時だけ調子のいい。。。