そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

近所の弁当屋が気に入っている

昼飯は、近所の弁当屋に買いに行く。

昨年の冬ごろに開店したのだけれど、コンビニと道路をはさんで反対側、ということもあり、微妙に利用されにくい立地になっていた。うちの奥さんも「あるのは知ってるけど買ったこと無い」と言っていた。そういう店だ。

 

自分は、新しい店が好きなのですぐ利用し始めた。最初の頃は、作り置きの弁当しかなく、弁当をレンジでチンして温めて食う、というスタイルだった。

値段もリーズナブルで、味も悪くない気がしたので、ダメ元で「温かい弁当をください」と2,3度お願いして作ってもらっていたら、すべての弁当を注文後に作るようになった。ほか弁スタイルである。

 

それでも、見た感じ「ほそぼそ」という感じで営業を続けていたその店が、ここ1ヶ月ぐらい繁盛している。みんな、昼飯を自宅近隣で調達する必要に迫られ、コンビニ弁当に飽きてたどり着き、良さを知ってリピートするのだ。

 

以前は昼12時に行っても「あら、お兄ちゃん、いらっしゃい。なんでも作るよー」と椅子から立ち上がりながら言っていた。最近は、母親とおぼしき初老の店員も加わり、二人で忙しそうに電話注文のお弁当を大量に作る姿が見られるようになった。

 

自分はチェーン店の効率性を否定はしない。なか卯は好きだし、セブンイレブンがない生活は考えられない。

ただ、それと同時にチェーンではない個人店も好きなのだ。癖があり、バランスが少しいびつで、甲乙の差があるもの。

 

近所の弁当屋は、弁当の受け渡しの際に、必ず「おまたせしてごめんねー」と言う。

「おまたせして申し訳ございません。」でもなく「またせてごめんね」でもない。「おまたせしてごめんねー」である。

この乙加減が、良い。

 

 

今日は、ホイコーロー弁当を食べたので、明日は肉野菜炒め弁当を頼むつもりだ。

この「ほぼ同じやないか」と言いたくなるメニュー構成も乙加減が良い。

マーケティングなど知ったことか、の精神。とても良い。

こういう時は本を読む。

「一人で自宅で仕事してて気が滅入ったりしないですか」

と取引先からビデオ会議で尋ねられた。

 

取引先は、穏やかで明るい人が多いが、その分、孤独には不慣れなようで、これから起こりうる『全員リモート』の状況に不安を感じているようだった。

 

ビデオ会議システムで、時間を決めてみんなで雑談をするといいですよ、と助言をした。でも、自分はといえば、そんな雑談は特に必要としていない。

 

こういう時は本を読むに限る。

役に立つ立たないは関係ない、読みたい本を読めばいい。

隣の人と仲良くなるノウハウ本でもいいし、気ままなエッセイでも、写真集でも、画集でも、楽譜だって良いと思う。楽しめる本を読むといい。

 

不安は、それでマシになる。

消えることはないだろうし、読み終われば解決してない問題がまた降り掛かってくるかもしれない。

でも、マシになる。

読んではマシにして、読んではマシにして、そうして時間が過ぎる。

時間が過ぎれば、大半の問題は、たくさんあった選択肢が『受け入れる』一択になる。

受け入れれば覚悟が決まる。

問題は受け入れれば、問題ではなくなる。

 

 

最近は、奥さんが動物の森で、3人目のアリクイの住人が住み始めることに「アリクイばかりの島になってしまう!」と嘆くのを横目にしながら、

「吉田の日々赤裸々。 『ファイナルファンタジーXIV』はなぜ新生できたのか」

を読んだ。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4047331546/

 

オンラインゲーム、FF14の名物プロデューサー兼ディレクターの吉Pが、その役職を任じられることになった時のことを記載した回顧エッセイだ。

FF14というゲームは、乱暴な言い方をするとクソゲーの状態でサービスを開始した。これが売り切りのゲームであれば「大爆死!!」とか笑われて終わりでよかったんだけど(よくはない)、オンラインゲームということで、そういうわけにもいかず。

立て直しを図ることになり、その時に生贄として選ばれた白羽の矢が立ったのが吉Pである。

 

この『大爆死してるビックタイトルの後任者になる』という状況に吉Pが立ち向かったのが、どうやら今の私と同い年ぐらいの頃のようで、「自分だったらどうかなあ」と考えながら何度も立ち止まりながら読んだ。

 

 

自分がゲーム開発のリーダーになることはまず無いだろうけれど、Webサービスのマネージャーを打診されたら。それが、酷い出来のサービスだったら。

 

うーむ。どういう意図でたちあげたサービスか、世の中をどうしたかったのか、企画者に尋ねるかなあ。

その上で、自分でそれをどうにかできそうなら受ける、、、かな。いや、ここで「できそう」と思うことは難しいかもしれない。

自分が気に入らない人が立ち上げたサービスであれば話すら聞かないだろうから、話を聞いた時点で、スキルや人格において、企画者のことをある程度リスペクトしているハズである。

リスペクトしている人が「難しい」というものを、自分がどうこうできるだろうか。

 

うむむ。

難しい。とても難しい。

 

などと唸りつつ、風呂を洗ったり、洗濯してる日々です。

ここ最近の様子

デスマに巻き込まれることもなくなり、のんびり生きてます。

 

・BTC型人材モデルで言うところのB寄りの仕事が増えました。

ビットコインは関係ないです。

 

「ビジネス」「テクノロジー」「デザイン」の三要素の結合からイノベーションが生まれる | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

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・B寄りの仕事では、専門用語をひらたい言葉で言うスキルが評価されてます。

具体的には、アジャイルやScrum、イノベーションあたりの言葉を、

『質問に即答する』『みんなでやる』『お客様の生活を便利にする』みたいに言い換えてます。(内容はもっと細かく言うけどね)

カタカナアレルギーの人たちにウケがとても良いです。

このスキル、IT業界ではまったく役に立たなかったのに!(当たり前)

 

・「事業やんないの?」と何度目かの助言をいただく。

自分が生活する上で「ここで困る」ってことが特にないのが、困る。

さっき思いついたアイデアで、「自分が読みたい話を三千円ぐらい払ってリクエストすると、その三千円を受け取って誰かが書いてくれる」というサービスを思いついた。

が、最近、小説はとんと読む時間がなくなってしまっていて、モチベーションがががが。

 

・ご報告。

結婚してました。ずいぶん前に。

ほとんどの家事を自分がやってるおかげか、嫁の友人達からは「実はママなのでは」と言われています。

どうも、家内のママです。

チャーハン・米にごま油を混ぜる編

備忘録。

 

二人分。

冷凍ごはん600gを解凍して使用。

炒める前に多めのごま油を混ぜてかきまぜておく。

卵4個、細切れにした焼き豚60g、ウェイバー15g、ネギ適当。

 

米から炒める。

が、フライパンの大きさが足りておらず、思ったより時間がかかった。

米は炒め終わったあと、容器にあげる。

 

フライパンに改めてごま油をひいて、卵を炒める。

半熟状態までなったら、炒めた米、焼き豚、ウェイバー、ネギを入れる。

あとは、火の通った卵を切るように炒めて混ぜる。

卵に火が通りきった段階で、火をとめて、塩コショウをかけて、余熱でさらに混ぜる。

 

できあがり。

 

味は良い。

香りはごま油の匂いが強め。好きな人ならOK。

食感はもちっとしていた。べたつくわけではないので及第点。

 

反省点。

パラパラ感が薄い。分量の問題ではなくフライパンの容量の問題だと思う。もっと少量でやった方がよかったかもしれない。

二人で食べるには、多めだったので、圧倒的野菜不足。野菜炒め用の野菜も買ってあったが、使えなかった。

 

次回があれば米を400に減らして、野菜炒めを添えたい。

 

俺とお前と男と女。

ハタチぐらいの頃は、「男たるもの」という価値観が私にあった。
でも、その後「なぜ、私は男なのだ」と疑問が浮かんだ。
二十代の自分には、それを考えるだけの時間が有り余っていたので、ずっと考えた。
男とは、女とは、私とは、人とは、生き物とは。
頭が悪いなりに考えた。
 
そして、ひとつの答えが出た。
 
私とあなたは違う。
 
結論を一言で書くとこうなる。当たり前の話だ。
でも、割と通じない話だと思ってる。
 
青いユニフォームのサッカーチームがアメリカチームと戦う時「がんばれニッポン」と言う。
けれど、私とあなたは違うのだ。
私の「がんばれ」と、あなたの「がんばれ」は違うものだ。
それを強引に『がんばれ』というワードでつなぐ。
あれがお祭りだから、そういうゆるい感覚でも許されるのだろう。
 
ある人が「デートしましょう」と誘い、ある人が「いいですよ、デートしましょう」と応えたとする。
それは同じj『デート』だろうか。
これが違うことによるトラブルは、古今東西てんこ盛りある。
 
私とあなたは違う。
 
世代も性別も苗字も生まれた場所も肌の色も、関係なくて。
 
ただ、私とあなたは違う。
ただただ、私とあなたは違う。
 
友好関係を保っていくだけなら、それだけでいいし、それ以上いらない。

どこか遠くへ行きたい物語

「どこかへ行きたい」という気持ちは、閉塞感と倦怠感の合わせ技から起きやすく、思春期に多い。

そんな思春期ど真ん中の物語を最近見ている。

yorimoi.com

絵柄がトゥルットゥルッで、人気女性声優が主役×4、という自分のアンテナからは大きく外れていたのですが、某所でオススメされていたので、Amazonビデオで最新話まで視聴しました。

 

主人公は、どこか遠くに行きたい高校生、けれど日常から離れるのは怖い。学校をさぼることすら怖い。枠から外れることが何より怖い。なぜだか怖い。

そんな主人公の前に「誰になんと言われようと南極へ行く」と颯爽ヒロインが現れる所から物語が転がります。

 

颯爽ヒロインが颯爽としてるだけで実はポンコツとか、ベンチャー企業みてえだなあ、と思いつつ、でも、一歩一歩進んでいく姿に毎回ハラハラしています。

 

■極地といえば。 

アニメでも、砕氷艦しらせが登場してるんですけど、その名前の由来となった白瀬矗がすごいです。

どうすごいか。

白瀬矗 - Wikipedia

 

この時佐々木は、白瀬に対し5つの戒めを教えた。

  1. を飲まない
  2. 煙草を吸わない
  3. を飲まない
  4. を飲まない
  5. 寒中でも火にあたらない

白瀬は18歳頃から守るようになり、生涯この戒めを守り続けたとされる

 

wikiに載ってるこれだけでも、かなり頭ちょっとすごい。(語彙)

 

私が以前、読んだ本には「妻が温かい食事を用意すると『極地にこんなものはない』といって冷めるまで待った」というような逸話が書いてあったのを記憶してます。

極地でメシを食うとなれば、当然、冷めて硬い保存食になるんですけど、それを食う時に、温かい飯に焦がれてはならない、焦がれないようにするには最初から知らないことだ、という理屈で日本にいる時から徹底して冷たいメシを食い続けたそうです。

 

ここまでの情熱をもってしても、結局、政府から予算はおりず、30歳手前にして、密航してアラスカに行って極寒に耐える訓練をしたりするんですけど、なにせ、軍人なので戦争とかに駆り出されたりして、どんどん時間だけが過ぎていく。

そして、40歳になった時に、白瀬が一歩も足を踏み入れないまま、他国が北極点に到達するんですけど、ここで「じゃあ南極で」とあっさり目標変更して、習慣は続けたそうです。

 

かなり強烈なキャラクターだったようで、その後に組んだ探検隊も仲が悪すぎて内部分裂したり、オーストラリアで原住民とケンカしたりと大波乱な冒険をするのですが、アニメで語られた通り、日本の探検隊が南極に辿りついたのは、第二次大戦後。

江戸時代生まれの白瀬矗は、ついにたどり着きませんでした。

 

誰かが何かを成し遂げた時、そこに至るまでに、成し遂げられなかった過去の偉人がいます。

個人的にはそっちの話の方が好みです。

面白さの持久力が欲しい

待ち合わせの約束をすっぽかされることが多い

前日や日にちが近くなった時に「○月□日の予定は楽しみですね。貴様がマットを舐める姿を想像して今から笑いが止まりません。それではよろしくお願いします」などのリマインドをするといいと思いますよ。

2017/12/04 22:54

b.hatena.ne.jp

ブログを書かない(書けない)間も、ブックマークコメント(ブコメ)はちょいちょいつけてた。

ブコメも最初はTwitterと連携してたんだけど、政治経済系のニュースにコメントつけてるのもTwitterに流れて行くので、Twitterだけ見てる知人から「なんか急に政治の話して怖い」みたいなコメントもらったので、今はTwitterへの連携は基本的にしないようにしてる。

 

それはそうと、ブコメではたまに星をたくさんいただきます。

だいたい、大喜利コメントつけた時にたくさんつくので、やはり自分の大喜利パワーはなかなかではないのか、と自画自賛してるけど、たぶん、実際にステージとかに立てば真っ白になるタイプだと思う。そんなにステージ慣れしてないのよね。

 

以前も、何かの機会にステージ本職の方と遊んだ時に、ちょっとした番組に参加させてもらったんだけど、「好きなように喋らないで」「ボケなのかツッコミなのか立ち位置をはっきりさせて」と注意された。

たしかに、友達同士でしょうもない話してる時は空気で笑えるけど、視聴者視点だとそういう空気は伝わらないので、「私はボケる人ですよ」みたいな看板が必要になる。

あれはけっこう勉強になった回でした。

 

さて、問題は大喜利コメントでしか星がつかないことです。

大喜利だと、お題もらってスッときてパコーン!とボケるだけなので割と得意なんですよ。スパコンにも負けないよ。

でも、ちょっと考えてからフフッと笑えたり、あるいはニヤニヤしながら読めたり、みたいな持久力のある笑いが取れない。これがまあ難しい。滑る、盛大に滑る。

盛大に滑るから、仕方なく、瞬発力でパコーン!と笑いを差し込むんだけど、そうなると聞き手は面白い方が好きだから、元の話そっちのけで瞬発力の方を期待してくるわけです。

これはね、いかんですよ。

 

来年はこのへんどうにかしたいなあ、と毎年考えています。